2010年レッスン日誌

みんな、よく頑張ったね!楽しい発表会でした!
12月19日、こもれびホールにてピアノ発表会開催されました。みんなこの日のために練習し、私の鬼練習(?)にも耐えてきましたね。ニコニコしながら楽しそうに弾いていた子ども、緊張して顔がこわばっている子ども、いつもの練習より上手く弾けたり、つまずいてしまったり、それぞれ思いはたくさんあったでしょう。でも、私にはみんな、みんなカッコよかったです。一人一人の顔が輝いていました。ソロ演奏の時は「落ち着いて、しっかり弾いてね!○○ちゃんは一番上手いのだから」。連弾の時は「二人(三人)の呼吸をしっかり合わせて、急いで弾かないでね!」と舞台袖でこれから演奏する生徒さんの背中を押して送り出しました。そして何より素晴らしかったのは、この時期、過去に風邪やインフルエンザで余儀なく欠席する方がいる中、誰一人欠席者がいなかったことです。まもなくCDができますよ。希望者にはDVDもあります(個人だけでなく一部と二部に分れますから、CDと同様、他のお友達の演奏も聴いたり、見ることができますよ!)。発表会よりかなり前から声が出ないくらい、レッスンに気合を入れていた私ですが、今はみんなに「頑張ってくれてありがとう!」って心から言いたいです。(12/24)
一部(幼稚園生〜小学校3年生) 二部(小学校4年生〜社会人)


「アッ!」と「なんだっけ〜?」と「あっ!そうだった〜」

レッスンで「ここは強く弾いてごらん!」とか「こうしてメロディーを出してごらん」などなど、様々な指摘をしますが、一度ですぐに弾けるようになることは、なかなかありません。何度も何度も同じことを繰り返し言い続けて、やっと弾けるようになることがほとんどです。
こちらの要求が伝わり、生徒さんもやっと弾けるようになり、「うまい、うまい、じゃあ最初から、もう一度弾いてみよう!」と弾いてもらうと、さっきの注意は何だったの!?と思わんばかり、またはじめの演奏をすることが多々あります。発表会が目前に迫った今日この頃、そんなことが続くと、教えるって忍耐が必要だ〜!と分かっていながらも、いつになったら弾けるの????とイライラ、がっかりが募ってしまいます。

この教室では「でも…、」「だって…」は禁句言葉にしていますが、新たに「アッ!」と「なんだっけ〜?」と「あっ!そうだった〜」を禁句言葉に追加しようかなぁ〜。
さぁ、来週の日曜日はいよいよ発表会ですよ。最後の力をふり絞って、頑張って練習しましょう。終ったら、皆で笑おうね!(12/12)


ついにここまできたか〜???
 私は幼少の頃からピアノを習っていたので、一人練習に慣れています(?)。何時間もずっとピアノの前に座って一人で練習するので、誰かがピアノの近くにいると気がちって集中できなくなります。そして、練習は毎日が当たり前なので一日でもサボると、胸が痛みます。そんな生活をウン十年も続けてきたので、何をやるにも、毎日欠かさず、そして、じっくりの一人練習が好き?、習慣になっています。
テニスを始めて、このじっくり一人練習や、毎日練習が当然のように思え、ボールを打てない日は家の中で素振りをするなど、欠かさず毎日練習をするのですが、もうひとつの一人じっくり練習がついに始まってしまいました。
テニスってサーブ以外は人を相手にボールのやりとりをするのですが、練習したい時、直ぐに誰かをよんでボールを打つことは無理ですよね。では、どうすればいいか?? 思案した結果、自宅のベランダにネットを張ってテニスマシーンを相手にボール打ちの一人練習が始まってしまいました。

さらに、打っているフォームをビデオで撮って「う〜ン、ここはいいなぁ」とか「ここはもっとこうした方がいいなぁ‥」など、他人が見たら気も悪い???
でも、ピアノで練習した曲を録音して、自分で研究したりしていたので、私にとってはピアノもテニスも一緒なんですね。
年代がばれますが、以前マンガで流行った「巨人の星」(私のバイブル?)の中で花形満は星飛雄馬の大リーグボール打倒のためにマシーン相手に練習したのと同じ??私の青春はまだまだ続いています。皆さん、応援してね(12/7)


発表会のお知らせで〜す!
1219日(日曜日)西東京市こもれびホールで13時半より、ピアノの発表会を開催します。一部は4歳児〜小学校3年生までの生徒さんによるソロと連弾演奏、二部は小学校4年生〜高校生までの同じくソロと連弾演奏です。
12月のレッスンは連弾の合わせなど合同練習も入りますから、日程的な変更がありますのでご協力、宜しくお願いします。
また、発表会当日は、時間的な余裕がありませんので、客席から舞台への花束等の受け渡しはご遠慮願いますので、こちらも併せて協力して下さいね。
それにしても、私はすでに声がかれてしまい、一日のレッスンが終ると、もう誰とも話したくなくなります。発表会の日は声が出るのかしら??ア〜、ア〜、アイウエオ〜
(11/28)


楽譜にカナふりは厳禁で〜す!
私の教室では、始めてピアノを学ばれる生徒さんには年齢を問わず、「ピアノを弾く」という行為以外に、楽譜をきちんと読む!ということ教えています。特に低年齢のお子さんには楽譜に出てくる音符を一つ一つ教えるのですが、なかなか根気のいる仕事です。ただ、楽譜を読ませるだけでなく、今日習った音符をドリルで書かせる、今日習った音符をソルフェージュで歌ってみると何種類にも分けて「音符」読みの修得にあたります。ある程度、楽譜が読めるようになると、初めての曲を練習する時は、楽譜を早く正確に読むことは初回にどれだけ弾けるかの大きな分岐点になります。音符の音や長さ、休符の取り方、リズムを間違って読んで弾いてくること、拍やテンポの取り方が違ってしまうことなどもよくあります。

音符が読めるようになってくると、休符・音符の種類・長さ・記号等も教えていくわけですが、さぁ、もっとも根気が要るのはこれからなんです。年少者、初心者には、新しい曲の時は事前に必ず一緒に符読みをしますが、教えてあることに関しては、決して「これはミですよ、とか、これはいくつのばすのよ。」ということはしません。とにかくヒントを与えながらでも、自分で考えさせます人によっては、この作業にはとても時間がかかり、レッスン時間内で一段しか進まない時も多々あります。それでも決して教えません。自分の力で頑張るのです。時に楽譜にカナをふってくる生徒さんがいますが、カナをふることは厳禁にしています。カナをふったらいつまでたっても楽譜は読めませんよね。
音符を読む速さはある程度までは慣れだと思っています。キーボードでワープロを打つことを考えて下さい。ピアノを弾く鍵盤を考えて下さい。何度も何度も繰り返すうちにブラインドタッチが出来るようになったり、鍵盤を見ないでも感覚で鍵盤の位置が分かるでしょう。
高低様々な音を読み分けるのは考えるより、見た音符を見た瞬間に察知して欲しいと思います。これも訓練、訓練、慣れる、慣れるかなぁ?

ちなみに音符読みに苦労している方のためにこんなページを見つけました。ご参考になればと思います。あなたも是非試してみてはいかがですか。最終的に、弾きたい曲を自分で楽譜を読んで弾くことが出来るなんて、素敵じゃないですか!

                         http://www.neostaff.org/jazzpiano/js_training_001/training_001.html  (11/18)


私は溝(ドブ)かぁ〜?!
 練習をしてこないと前回のレッスンとまた同じことをやらなければなりません。楽譜に書いた注意を直さないで弾かれると「この前注意しているよ!なぜ直してこないの!」とさらに色の違った鉛筆で印をつけます。それでも直してこない時は、レッスン中に弾けるまで練習しなさい!とずっと練習させています。でも、これって家で出来ることなんですよね。練習してこないと前回と同じレッスンになり、進歩がないので結局は月謝の無駄になりますから、『一度直されたところは必ず直す!』これをレッスンの鉄則にしています。「なぜ赤い印が書いてあるか考えてね!」
以前、ある生徒のお母様から「練習してないと月謝を溝(ドブ)に捨てると同じですよね!」と言われたことがありました。私はドブかぁ〜???まぁ、お母様の気持ちはわかりますよ。進歩のないレッスンは結果として月謝の無駄使いと同じになりますからね。練習しても弾けないのと、練習してこないで弾けないのとでは中味が違うのです。

以前は数回注意しても直してこなければ、こちらもあきらめムードが漂い、もういいや!と先に進めてしまうこともありましたが、最近は、「一度で直らなければ100回でも言い続けよう!」と思うようになりました。100回目で(おおよそですよ)言い続けて弾けるようになった子どもが私に、地道に技を磨き続けることの大切さ、忍耐強さを教えてくれたからです。でも、100回月謝をドブ??に捨てるのはやっぱりもったいないですよね。やはり練習が一番大切なんですね。(11/8)


楽しむということ
この教室にピアノを習いにいらっしゃる生徒さんの親御さんに「楽しくピアノを弾かせてください」とか「楽しくピアノを続けさせてください!」と言われることが多々あります。楽しいってどういうことなんだろう!?
私はピアノを練習している時、テニスの練習をしている時、精一杯努力していると、楽しいか楽しくないかも感じなくなる場合があります。楽しいって努力した結果、あとでついて来るものじゃないかな? と思っています。最初は弾けない曲でも、打てなかったボールでも、ひたすら練習すれば出来るようになる、その時初めて楽しい!と思うのです。時には何度練習しても、毎日何時間練習しても出来ない自分に悲しくなったり、悔しくなったり、辛くなって情けなくなって涙することだってあります。でも、辛いことが本番に非常に大切になってくることもあるんですよね。
だから私はレッスン中に「楽しんで弾いて!」と言ったことがないんです。私が「楽しく弾いて!」という時は、発表会やコンクール、受験で本番を前にした時、今まで努力して練習してきた生徒さんに対して最高の励まし言葉に「楽しんで弾いておいで!」と言うのです。
 最近、この「楽しんで!」という意味の取り違いを感じる時があります。12月の発表会を前に、今はどの生徒さんも頑張って練習に励んでいます。一人一人が努力して胸を張って舞台で演奏できるよう、今はひたすら努力あるのみ!です。最後に皆で笑って一番「楽しいピアノ」が弾けるよう本当の意味の楽しさを味わってほしいと感じています。(10/30)


「みほこさん」
私の名前は「美保子」です。数年前にある地方紙の新聞記事に「みほこさんになりましょう。」という記事が掲載されていました。エ〜!!みほこさんになれ???皆さんが私になれってこと???早とちりな私はそのタイトルを見ただけで有頂天!一体私のどこがいいの〜??それは、相手に対して
み…みとめて(認めて)あげること
ほ…ほめて(褒めて)あげること
こ…こうてい(肯定)してあげること を実践する人になりなさい!という内容だったのです。私は思わずその記事は対して、「こんなにいい名前を親から授かっていながら何もやっていないじゃない!」と言っているように感じて、狼狽しました。レッスンでは、いつも「もっとこう弾いて!」「そうじゃないよ、なに弾いてきたの!」という言葉が飛び交っています。違う、違う!まず、弾いてきた曲に対して認めてあげる、褒めてあげる、そうだね、と肯定してあげる、そして「でも、こう弾けばもっとよくなるよ」「それもいいけど、それよりこっちの方がもっとよくない?」という相手を認めることを最初にやらなければいけない!と思いました。しかし、発表会も近づき、練習してこない生徒を目の当たりにすると、気持ちもあせり、イライラも募り、「間に合わないジャン!」と「なぜ練習してこないの?」「その注意は前にも言ってあるよ!いつになったら直るのかなぁ〜!」なんていう言葉が先に出てしまい、思いと現実とがなかなかマッチしない今日この頃です。この時期こそが神様に試されている「みほこさん」なんだと戸惑いながらも、張り切ってレッスンする「美保子さん」です。
(10/22)


大人の発表会「若葉の会」が開催されました!
10月10日、16回目の大人の発表会が行われました。今回は最年少は20歳の生徒さんから最高齢80歳の生徒さんまで総勢28名の参加による発表会でした。ピアノ演奏はもちろんのこと、歌あり、ギターあり、タップありでとても楽しい発表会でした。この日のために皆さん、よく練習しましたね。大人の生徒さんの熱意には頭が下がります。全員に100点をあげたいです。毎年、レベルが上がり、皆さんメキメキ腕を上げられるので、こんなに嬉しいことはありません。
打ち上げの懇親会では、すでに次に挑戦する曲の話題で盛り上がっているテーブルもあり、心はすでに来年の発表会に向かっていました。予定の終了時間を過ぎても楽しい会話がずっとはずんでいましたね。
私は今回の発表会で、上手くても下手でも心を込めて弾くことの大切さを学びました。私はこんなに多くの素敵な生徒さんに出会えたことに感謝しています。そして私の誇りです。いつまでも、一緒に楽しい音楽の世界に素敵な仲間といられるよう私も日々の練習に精進して頑張ります。皆さん、ありがとう!(10/11)


「ありがとう!」ノート
波動塾を運営している姉からとてもよい事を教わりました。それは、今日一日で頂いたものをノートに記し、最後に「ありがとう!」を書くのです。そうすれば、小さなことも感謝に変わり、毎日が「ありがとう!」でいっぱいになります。最初は頂いた物を書いていたのですが、最近は嬉しかった言葉や励ましの言葉、アドバイスなども書くようになりました。最近の私のノートの一部です。

○月×日
・生徒のNちゃんが自分で書いた可愛いお手紙をくれた。ありがとう!
・テニスのお友達が練習の合間にチョコレート一片くれた。ありがとう!
・生徒のY君がきれいな葉っぱを摘んできてくれた。ありがとう!


・ピアノの練習が上手く出来なかったらSさんが応援メールくれた。ありがとう!

○月△日
・仕事で疲れてため息ついたら、Eちゃんが肩揉んでくれた。ありがとう!

・生徒のRちゃんがポケットから飴を取り出して一つくれた。ありがとう!
・テニスの仲間がうまく打てない私に適切なアドバイスくれた、ありがとう!

・ちょと自信をなくした私にSさんが元気が出る本を紹介してくれた。ありがとう!

などなど、書き出したらきりがないくらい、私の周りは「ありがとう!」でいっぱいになります。毎日、こんなに色々な人から多くの「ありがとう!」をもらっているんですね。だから、わたしも「ありがとう!」の気持ちを大切にして感謝の毎日を送りたいです。あなたもやってみてください。きっと毎日が楽しくなりますよ。(10/4)


もうすぐ大人の発表会「若葉の会」が開演です!
今までの猛暑が一転して夏から秋を飛び越し、急に寒くなり、冬になった感じですね。この時期は体調管理が大事です。皆さんは大丈夫ですか。
いよいよ、来月10日に大人の発表会が迫ってきました。参加生徒の皆さんは最終調整に入り、本番の気分で弾いてみたり、数人集まって弾き合ってみたり、次第に緊張感も出てきましたね。今年は最年長で80歳、傘寿の生徒さんが二人登場されますよ。また最年少では20歳の男性生徒さん二人、初出演です。ピアノ演奏はもちろんこと、合唱やタップ、ギターと盛りだくさん、総勢30名の楽しい発表会です。日ごろの猛練習の成果を発揮して、最後の追い込みに頑張りましょう。私も一緒に演奏させていただきますので、皆さんに負けないよう練習、練習!です。ハイ!(9/28) 


最大のピンチが!?
この教室は24時間ピアノが弾ける防音室に、2台のグランドピアノが置いてあります。私は毎日、朝練と称してピアノの練習を早朝から始めています。何と言っても朝は一日の始まり、気分もよく、頭もすっきり、何より集中できるのです。ところが、その早朝時間が早いため、近隣から振動音が壁、床を伝わって安眠の妨げになる!との苦情を頂いてしまいました。

さあ、大変!朝の練習時間は私にとっては、またとない貴重な時間なんです。昼間はレッスンがあり、夜もレッスンが遅くまで続き、終った頃には心身ともにクタクタ〜、さあこれから練習だ!なんてとても出来ない状態なんです。でも、苦情が来たからには近隣の方もさぞかし困っているんだな〜、私が逆の立場だったら、やっぱり嫌だろうなぁ…。どうしたものか、練習時間を変更するか…、防音室をより強化するか…。
壁、床の補強工事は最後の手段として、まず、いつも練習するピアノの位置を逆にして、できるだけ遠ざけてみようと思いつきました。しかし、逆にすると部屋の構造上から2台のピアノが並列できず、直角になってしまうんです。これでは生徒さんに背を向けてしまって、きちんとしたレッスンができな〜い!!私が練習で使用するピアノ(スタンウェイ)の位置を換えながら2台のピアノを並列に置くには、ピアノの大きさを変えるしかないのです。ピアノの大きさを変えるって???
ピアノの大きさを変えるなんて、不可能。考えられるのはピアノ自体を今あるピアノより小さなものに変えるしかないのです。そこで、今使用しているヤマハのG5サイズをC1型の一番小さなサイズのピアノに買い換えることにしたのです。そうすれば、2台のピアノを並列に置くことが出きるのです。G5からC1なんて換える人っているのかなぁ〜???
でも、私の練習時間とレッスンのためにはこれ以外の解決案しかありません。私の思い出のG5ピアノでしたが今月でお別れすることになりました。これで、振動音対策がおさまればいいのですが、大人の発表会を目前に控え、どうなることやら前途は???です(9/20)


いよいよ練習開始で〜す!
9月に入り、二学期が始まりました。いやぁ〜、この夏は暑かったですね。夏休みは存分に楽しめましたか。

いよいよ12月の発表会に向けての練習が始まりました。美保子先生は頑張って、張り切って、夏休み中に生徒さん全員のソロと連弾の曲を決めましたよ。足りない楽譜は何度もお店に行って揃えたり、ネットでよさそうなものを買ったりして、全員の分の楽譜をコピーし用意しました。あとは練習あるのみです!発表会はお祭りではなく、練習の成果を皆さんの前で披露する貴重な場です。だから、ちょっと練習したくらいで弾ける曲ではなく、今までに弾いたこともない難しい曲を、たくさん、一生懸命練習してレベルアップしましょう。

連弾では、自分一人ではなく、お隣で演奏しているお友達の音色を聴きながら、合わせていくという協同作業になります。自分勝手に弾いてはだめですよ。生徒さんには頑張れば、こんなに難しい曲だって弾けるようになるんだ!ということを教えたいです。そのためには多少の苦しさ(?)や厳しさも覚悟してね。弾けるようになった時、本当のピアノの楽しさが分かりますよ。あの私が尊敬するベートーヴェンも言っています「苦しみの中から喜びが生まれる!」ってね。(9/8)


がんばりました! 暑い熱いコンクールが終了しました!
今年はこの教室から7名の生徒さんがコンクールに挑戦しました。最後のファイナルが終了したのは夏休み最後の8月31日でした。コンクールの講評は私に対するメッセージでもあるので、真摯に受け止め、また明日からの練習の糧にしていきたいと思います。コンクールでは金賞受賞はなりませんでしたが、私から生徒みんなに心から金賞を贈ります。みんな暑い中、よく頑張りましたね。今年も感動のコンクールを一緒に過ごせたこと感謝しています。ありがとう!私の誇りです。

33回ピティナ・ピアノコンペティション  
A2級 地区本選奨励賞 (幼稚園生Yちゃん) .
A1級 地区本選優秀賞と奨励賞(小2Hちゃん)

18回ヤングアーティスト・ピアノコンクール 
A級 セミファイナル奨励賞 (小2Kちゃん)
A級 ファイナル優秀奨励賞 (小2Yちゃん)
A級 ファイナル入賞 (小2Hちゃん)(9/2)


「コンチクショウ!」から「ありがとう!」へ 神様が気づかせてくれたもの…


最近、ピアノを弾いている時、右手の親指の付け根あたりから肘にかけて痛みを感じるようになりました。特にアルペジオを弾く時、親指をくぐらせてレガートに移動すると激痛が走るのです。さらにテニスの時、右手の肘が痛み出し、ボールを打つ時のみならず、日常生活でも支障をきたすほど肘が痛くなり、私の華麗なフォーム(???)には無縁と思っていたのですが、完全にテニスエルボーになってしまいました。そして、左の膝がこれまた痛い!痛い!と騒ぎ出し、階段の上り下りにも顔をしかめる始末…。こりゃ、大変だ!さあ、困った、困った!

この痛みから解放されなければ、ピアノは弾けない、テニスも出来ない、私の人生は墓場になってしまう…。そこで、痛みの元、引き金になっている筋肉を探し出して、その筋肉を緩めてあげようと考えました(病院には絶対に行かない。なぜなら答えは安静に!と言われることは明確。ピアノを弾きながら、テニスをしながら治していかなければ、治るまで待つなんて、いつ治る?その時はお婆になって、痛みがとれても何も出来ない姿になっているかもしれない)。
それから、私の毎日の日課に「いたわりマッサージ」が加わりました。朝は、「今日も一日よろしくね!」、夜は「今日もピアノが弾けました。テニスも出来ました。ありがとう!」とやさしく話しかけながらのマッサージです。このマッサージを続けていくうちに、最初は単にマッサージで患部を治すことを目的としていたのですが、身体に話しかけることにより、自分の一日を謙虚に反省し、色々なことに感謝の気持ちが持てるようになったのです。きっと神様が、親に授かった大切な身体を毎日酷使してきた私に、痛みという罰を与えて気付かせてくれたんだ〜!
痛くて思うように動けず、「コンチクショ〜!」が今では「痛みよ!ありがとう!」に変わっただけで、毎日を大切に、謙虚に、感謝の気持ちで過ごせるようになりました。今では痛みと戦うのではなく、痛みとお友達です。皆さんも腹が立つことがあっても「コンチクショ〜!」より「ありがとう!」に変えてみてはいかがでしょうか。(8/24)

発表会の曲選びに奮闘中です!
8月に入り、夏休み真っ只中!生徒の皆さんは元気に夏休みを満喫していますか?
私はと言えば、例年ですが夏休みの通常レッスンの他に、夏だからレッスン(普段出来ないことや通えない方たちのレッスン)、さらにコンクールレッスンと一日も休む間もなく元気に走り回っています。それと同時に今年12月に行われる子どもの発表会の準備に追われています。9月に入ったらいっせいに練習に取り組むため、その準備を今月中にやらなければなりません。一人一人にあった曲を考えながら、楽譜を用意し、コピーし、さらに誰と誰に連弾してもらおうかなあ〜?!など、組み合わせにも四苦八苦しています。生徒さん一人一人の個性や良さが発揮できる曲、また、同じ作曲家や同じ形式、パターンが重ならないように、それぞれに見合った曲を選ぶのは、楽しい作業でもありますが、かなり慎重にもなりますね。最近は曲を選んで悩んでいる姿が夢にまで出てきたりしています。でも、12月の発表会成功のカギは、すでにこの準備段階から始っています。よ〜し!先生は頑張るからね!
(8/11)

連日の猛暑!皆さん、お元気ですか?
最近、この猛暑で炎天下の中、私が通っているテニススクールでは昼間に生徒がほとんど来なくなりました。みんな早朝か、夕方の涼しい時期を狙って時間を変えて来るのです。それは当然ですよね。熱中症にもなりますし、頭はクラクラ、何より日焼けがすごいです。
先日、私が午前10時半のレッスンに行くと、なんと誰も生徒がいないのです。あ〜!!私一人??しかし、そこでへこたれない私は「今日はコーチとプライベートレッスンできる!」とプラス思考に考えを変えて、真夏のレッスンに一人で挑みました。しかし、暑い、熱い、厚い!!!半端な暑さでなく、コーチの説明を聞いているだけで、もう汗が滴り落ちる始末。さらに塗りたくってある日焼け止めはすでに汗で流れ去り、跡形もない始末。それでも、フラフラになりながら何とかレッスンを終えました。しかし、その日は、久しぶりに時間がとれたので、もう一つレッスンを受けようと、何日か前から予約していたのです。まさか、こんなに暑くなるなんて…!そして、次のレッスンは午後1時。何とこれまた、誰もやって来ないのです。ついに私一人で2コマ続けてのレッスンとなってしまいました。最後は頭から水をかぶって必死にコーチのボールにくいつく私。もう、狂気の沙汰としか言いようのない姿になってしまいました。やっとレッスンが終る頃には意識はモウロウ…。でも、最後にコーチが「真夏の暑い時期に練習に来てください。試合は昼間にやるんですから。人が練習しない時間に練習しましょう!」という一言で、私はその日から、人が嫌がる真昼間にスクールに行こう!と決めました。
あんなに日焼けを嫌って完全防備していたのに、日焼けとテニスとどっちを取る??と自分に問いただした時、日焼けが怖くて、じっとしているより、やりたいことを思い切ってやろう!いつまで元気でいられる保障は無いのだから…。

私は、靴下、短パンのあとがくっきりついた真っ黒い足と日焼けで増えたシミとシワとに格闘しながら猛暑の青春(?)を送っています。もちろん汗を滴らせて毎日のピアノ練習も忘れていませんよ!ピアノ頑張るとテニスも頑張れる、テニス頑張るとピアノも頑張れる!生徒の皆さんも暑さに負けない楽しい夏休みを送ってね!(7/25)


今年の大人の発表会です!
 今年の大人の発表会「若葉の会」は1010日(日)に決まりました。今年は今までと会場を変えて、荻窪にある「クレモニア」というホールで行います。ヤマハのフルコンが設置されている他、カワイのグランドピアノもありますので、今後は2台ピアノの競演も楽しめるかもしれませんね。大人の生徒の皆さんは演奏曲目を決め、すでに練習に入っています。今年も楽しい発表会になるようちびっ子に負けないように頑張りましょう!なお、終演後は恒例の交流を兼ねた食事会です。これまた音楽談義で盛り上がりましょう!
子どもたちのコンクール、若葉の会の練習、そしてテニスの試合と私の夏はこれからが本番です!(7/15)


コンクールが始まりました!
 今月に入って、コンクール予選があちこちで行われています。昨日は東大和のハミングホール、今日は早朝から船橋まで予選に出る生徒の応援に行ってきました。今まで生徒たちが一生懸命練習している姿がうかんできて、みんな予選を通過してほしいと心から思いますね。審査員の講評は指導者である私に対するメッセージだと思って真摯に受けとめようと思っていますが、審査員同士でも、同じ生徒に「左右のバランスをもっと考えて!」という講評がある一方で「左右バランスよく弾けていました」なんてあると、どちらが本当!?と戸惑うこともあります。でも、誰が聴いてもきちんと評価される演奏を心がけて指導するように、私自身に対してもコンクールは勉強の場になります。
今週末は4名の生徒が頑張ります。悔いのない演奏ができるよう頑張りましょう!たとえ、予選で終わってしまったとしても、あなたの演奏は私が一番評価していることを忘れないでね!頑張れ!私の愛する可愛い、可愛い生徒たち!(7/4)

なに事もほどほどがいい??
ピアノの練習で、自分がどんな音で弾いているのか、どんな演奏をしているのか客観的に聴く必要がある時に、よく自分の演奏を録音しています。これは私が子どもの時から行っている練習法の一つですが、昔は簡単な持ち運びが出来るカセットテープに録音していたので、ノイズや大雑把な音しか録音できず、繊細な音色はわかりませんでした。しかし、今では素人でも簡単に録音でき、さらに性能のよい機械が次々に出現しました。それで実際に自分の演奏を録音してみると「エ〜!こんなひどい音出していたの〜!?」とか、「全然強弱がついていない〜!」など、細かな音が再現でき、いかに自己満足で弾いていることに唖然としながらも、細やかな音楽作りにはとてもよい練習になっています。

ところが、その性能良い自慢の録音機である事件が起きました。先日、生徒の演奏を録音し、いざ聴いてみると、ピアノの音と一緒に何やらピアノとは無関係な音が聞こえてくるではありませんか。よくよく聴いてみると、それは「ちぇ!」という舌鼓らしき音?これって何??


それはまぎれもなく、私が弾いてほしいと思ったことと違う生徒の演奏に対しての私の「チェ!」だったのです。エ〜!こんな微小、微弱な音まで録音されている〜!!!しかし、生徒さんからこの演奏を「是非CDにしてください!記念にとっておきます!」と希望され、日頃の「よく聴いて!」が「よく聴かないで!」とも言えず、
冷や汗をかく私…。
そういえば最近地デジテレビに買い換えて、あまりの画像の鮮明さに今まで綺麗で美しく見えていた俳優さんの顔がなんと
ヒェ〜と思うくらいキタナイ?この人、こんな顔してたんだ〜!!!ブラウン管テレビのややボケた画面の方がよかった〜!!テレビの画像も、聴こえてくる音もほどほどがいい??(6/22)

ストイックな生活を大事にしています
私は、出来る限り、日々規則正しい生活を心がけています。つまり毎日のルーティンをいかに大切にするかということです。これは野球のイチロー選手から学びました。
イチロー選手は「高校生活の三年間、一日にたった10分ですが、寝る前に必ず素振りをしました。その10分の素振りを一年365日、三年間続けました。これが誰よりもやった練習です」と言っています。その継続が今日のイチローをここまで大きくしたのではないでしょうか。疲れていようが、風邪をひこうが、ほろ酔い気分だろうが、たとえわずか10分でも毎日やり続けること、それがいかに難しく大変なことか…です。ピアノを毎日練習するということ、そのためは規則正しい毎日のルーティン、決まった時間に決まったことを必ずやる!私は、何かあるとすぐ自分に言い訳して練習をサボる時があります。でも気持ち新たに毎日のピアノ練習に加え、就寝前にテニスのラケット素振り10分を毎日のルーティンに加えました。そして実行した日はカレンダーに○印をつけています。1231日には○印が365あることを目標に頑張ります!
(6/12)


今年もコンクールの季節がやってきました!
6月5日を皮切りにいよいよコンクールが始まります。今年はこの教室から7名の生徒さんが挑戦します。今年は低学年から中学生までの生徒さんが頑張ります。中でも教室始まって以来、幼稚園の生徒さんが2名挑戦しますよ!日頃の練習成果が発揮できるといいですね。思い出に残る楽しいコンクール出場にしましょう!また、コンクール中は私も出来るだけ会場に応援に行きたいので、レッスンの変更等あるかと思いますが、皆さんのご協力、よろしくお願いいたします。今年、コンクールに出ない生徒さんも12月には発表会がありますから負けないように頑張りましょうね!(6/2)

楽しい交流会でした
 ゴールデン・ウィーク中の5月4日、教室の大人の男子生徒さん達でピアノとギターによる交流会を行いました。今回はこの教室に入られたY君とA君の歓迎会とY君の誕生会を兼ねたパーティーでした。初っ端はこの4月から音楽療法専門学校に通うR君の「モルダウの流れ」のピアノ演奏、続いてギターを習い始めてまだ9ヶ月のY君と私でビートルズの「Let it be」のデュオ、さらにY君とA君のやはりビートルズナンバーのギターデュオ、最後にT君のピアノ演奏と内容は盛りだくさんH君の名司会も会を盛り上げてくれました。途中、誕生日ケーキのロウソクに火をともしたり、みんなで歌を歌ったり、ピアノを始めたいきさつなど会話もはずみに楽しい交流会でした。それぞれが色々な環境の中で生活していく中、音楽でつながっていくっていいですね。この教室では様々な形で交流を深めて助け合っています。レッスンは厳しい(?)けど心はみんなファミリーです(5/22)

早起きは三文の徳!
私は早起きが大好きです。平日も土日も休日も関係なく朝は5時に起きます。毎週木曜日は夜の1020分〜1140分までテニススクールに通っているので、帰宅時間は12時を回り、寝るのは午前1時を過ぎます。それでも体内時計が朝時になると起きろ!と叫び出すので目覚まし時計は使ったことがありません。早く起きると一日徳をした気分になります。寝坊をすると、一日損をした気分になります。税所弘さんが書かれた「朝型人間の成功哲学」によると、早起きをすると健康、前向きな性格、頭脳の活性化という一石二鳥どころではない効果があるそうです。また人間は起床してから体や脳が活性化してくるのに1時間から2時間かかると言われていますので、仕事や勉強の効率もギリギリまで寝ている人に比べて高くなります。朝の頭脳はとてもクリエイティブですよ。
 また、早寝早起きの人と夜更かし寝坊の人では、肌年齢や皺の深さが明らかに早寝早起きの人の方が若くて皺が少ないそうですよ。早起きは三文の徳」を換算してみると
私の三文 
一文=朝のさわやかな空気を吸い込むことで、その日の天気・気温がわかる。二文=一日24時間が26時間くらい効率よく仕事や活動ができる。三文=60円とすると、年間21900円得する事になります(笑)。初夏になり、朝がさわやか、起きるのも寒さが邪魔をしないこの季節を機に皆さん、是非早起きしてみてはいかがですか。
(5/12)

楽しいお知らせ
新学期から、この教室で新しくピアノを習い始めたR君、Tちゃん、H君は4歳の生徒さんです。R君のお母様はこの教室でピアノを習う熱心な生徒さんです。親子揃って弾くピアノは素敵で楽しいですね。また、初めて習う一年生のYちゃん、二年生のTちゃんも新しいお友達です。中学生になってピアノを再開するKちゃん、Sちゃん、M君も楽しみですね。
大人の方も数名の新しい生徒さんがピアノを始められます。さらに、二名の生徒さんに赤ちゃんができ、この秋にご出産されます。新しく入園されたかわいい幼稚園生、ピカピカの小学生、大人っぽくなった中学生、体格では負けそうな高校生、新しい専門学校や職につかれたの生徒さんや難曲に挑戦する、やる気満々の大人の生徒さんとますます楽しく賑やかな教室です。私も初心を忘れずにいつもピカピカ、生徒さんと一緒に元気にピアノ練習しま〜す!
(5/2)


こんな作曲家はいかが?
先日生徒のA君から、「フィンランドのメリカントという作曲家がとてもきれいな曲を作っていますよ。」と教えてくれました。さっそく曲を聴いてみましたが、本当に癒される曲でしたね。実は恥ずかしいのですが、私はメリカントという作曲家を知りませんでした。そこで、これを機会にあまり知られていない作曲家を(ピアノ曲を中心に)調べてみよう!と思い立ちました。私が学生のころは先生から課題曲を出されると色々な演奏家の演奏を聴くよう言われ、お小遣いで何枚ものレコードを買うことができないので、図書館や、大学の視聴覚室を利用したものです。楽譜探しも大変でしたね。それが、今はITの世の中、探したい曲の楽譜どころか音源まで一瞬で探すことが出来るのです。さあ、ありました!ありました!瞬く間に私のライブラリーは多くの知られざる作曲家でいっぱいになりました。ショパン、モーツァルト、ベートーベンもいいですが、皆さんも機会がありましたら是非、隠れた名曲を探して弾いてみてください。目からウロコですよ。
ちなみに私のお気に入りをご紹介しましょう!
ロシアの作曲家:「フリックス・ブリューメンフェルト」「セルゲイ・リャグノワ」ウクラウナの作曲家「ラインホルト・グリエール」 フランスの作曲家「ロベール・カサドシュ」A君お勧めのフィンランド作曲家「シャミナード」等々です。 
この中からさっそく セルゲイ・リャブノワの「12の超絶技巧練習曲」に取り組みだした私です!なんだか得した人生みたいで超・超ラッキー!な今日、この頃です(4/21)  

ピアノのレッスンでよく「指使いを守りなさい!」と注意されることがありますよね。私は子どもの頃、そう注意されるたびに(面倒臭いなあ…。弾ければなんだっていいじゃん!)と心の中で思ったものです。モーツァルトは、「弾ければ鼻で弾いてもかまわないさ!」と言った(?)話は有名だし、ドビュッシーは「自分の指使いを探そう!」と全く指番号を書いていない「12の練習曲」を書いています。では、何のために指使いが決められているのでしょうか。

私は、時々レッスンで目をつぶって生徒の演奏を聴くことがありますが、「うん〜なぜ???…」と思うことがあります。それは、フレーズがとぎれていたり、メロディーの流れがきれいに流れていなかったり、なぜ、そんなところで…???と思うところで演奏が途中で止まったりする時があるのですが、そのほとんどが、楽譜通りの指使いで弾いていない場合が多いのです。

楽譜に書かれている指使いは理に合った(効率よい弾き方、上手く弾くための指さばきの技術等々)ものがほとんどであると思います。

作曲家が楽譜に書いた指使いは、しかるべき意味があるので、基本的には作曲者に指示した指使いに従いながら、しかし、指使いすべてが楽譜に明示されているわけではないので、皆さんはたくさんの指使いを習得することによって、どんな曲でも弾けるようになるための指のさばき方を覚えていけば良いのではないでしょうか。
手の大きい人、小さい人、指の長い人、短い人、細い人、太い人…と様々な身体的特徴がありますので、最終的には自分に合った指使いが不可欠となってくると思いますが、「きちんと弾ければ」ということが前提でしょうね。(4/11)

薬指の苦悩

ピアノを練習していて、「薬指だけは他の指と一緒に動いてしまう」と感じることはありませんか?4の指は動きがぎこちないですよね。私だけ?練習不足?身体欠陥?子どもの頃は、ぎこちない自分の薬指にひどく嘆いていましたね。でも、これって昔からの永遠のテーマであったようです。だって、「ピアノ練習機」なるものは19世紀から開発されたようで、そのほとんどは4の指強化」だったからです。シューマンはこういう機械で練習し,その結果指を痛めたことはあまりに有名なエピソードですよね。

では、34の指のトリル,あるいは45の指のトリルって,どれほど練習を繰り返せば速く弾けるようになるんでしょうか?訓練で、人差し指や中指と同じぐらいに独立して動くものなんでしょうか?
そこで、医学書というか解剖学書を紐解き、指の構造云々を調べてみると4の指だけは,単独で伸ばすことができない」という人間の手の構造に原因があるという解剖学的事実が判明しました。だから「4の指は伸展しにくく、上がらない」のです。(よかった〜、私は生まれついての不器用か、はたまた身体的欠落人間か?という不安はなくなりましたが…)
でも、多くの演奏家が、薬指が独立して他の指と何のかわりもなく弾いているのを見ると、これらの人たちは4の指がぎこちないなんてどこ吹く風??

 はい、誰でも「4の指はぎこちない」のです。だから,4の指を滑らかに動かしたければ、練習するしかないんです。練習をすれば、4の指も他の指同様、滑らかに弾くことが出来るのですね。身体の構造上で、しかたない!なんて諦めたりしないで、4の指強化練習に励みましょう!やはり、結論は練習、また練習!でした。(3/27)

新年度のレッスン時間割りに四苦八苦しています
 受験も一段落し、あとは春休みを待つばかりの今日この頃、私は4月からのレッスン時間の振分けに、四苦八苦しています。生徒のみなさんが進学、進級しますので、今までのレッスン時間に来られなくなる生徒さんがたくさんいらっしゃいます。特に私の教室は小学校低学年の生徒さんが多いため、学校からの帰宅時間がほとんど重なり、午後4時から6時までのゴールデンタイム(私が勝手につけた〜!)は、希望者が集中し、また、土曜日は平日レッスンに来られない生徒さんでいっぱいです。小さい生徒さんを優先して時間を割振っていますが、低学年の生徒さんに夜7時以降のレッスンは出来ません。
 できるだけ、皆さんのご希望時間にレッスンできるよう、組合わせパズルをするかのごとく、頭をフルに働かして新年度のレッスン時間を組んでいますが、もしご希望通りにならなかった生徒さん、ごめんなさい!みなさんのご協力も合わせてよろしくお願い致します!(3/16)
 

食生活に革命が… 手が黄色くなりました!?
 昨年、私の大親友が乳がんになり、ショックを受けた私は、手術、抗がん剤、放射線治療をしないで癌を克服する本、資料を読みあさりました。身体の一部にできた癌は、そこだけ取り除いても再発を招く、すでに身体中が癌に侵されているという説に納得した私は、癌になったわけではありませんが、身体中の改革をしよう!そして「食生活改善こそが、癌を追放する秘訣だ!」と考え、食事改革を決意しました。

 そこで、毎朝、ニンジンとレモン、リンゴのジュース作り。そして近所の豆腐屋さんから出来立て豆乳を買い、それを飲みながらピアノの前でスタンバイ。食事はすべて酵素玄米食にし、納豆、海藻、ゴマを豊富に食べるようにしました。飲み物は玉ねぎの表皮、どくだみ、よもぎを煎じてブレンド茶にします。これらの食材はすべて無農薬がポイントです。食事改善を初めて半年、あれほど好きだったケーキやチョコレート、アルコールや肉類は食べたいと思わなくなりました。
 おかげで手が黄色くなり、レッスンの時に生徒さんの横で一緒にピアノを弾く自分の手を見て「わぁ〜黄色い手だ!」と思わず見とれた私です。でも、体重は減少し、内臓脂肪、コレステロールもダウン。毎日過酷なまでの忙しさ(?)なのに、元気いっぱいで、周囲から「何かヤク(薬)でもやってんの?毎日テンションハイだよね!」なんて言われる始末。すべてが良くなってきたのです。私のヤク(薬)はニンジンと玄米、ハイテンションは生まれつき!?行動が機敏になった??この機敏さがピアノの技術に生かせれば指回りも速くなるかしら…!?私は生きている間、数分でも数秒でも長く、私の愛しい生徒さんたちと一緒にピアノを弾いていたい!!だから、ここでくたばるわけにはいかないのです。健康第一!少しでも長く生きて楽しく一緒にピアノ弾きましょう!(3/8)


声が出なくなりました〜!!
数日前から風邪気味でノドの調子がおかしかったのですが、ついに声が出なくなってしまいました。声帯が腫れ上がっているため、絶対安静!とドクター・ストップがかかる始末。さぁ大変!!これではレッスンが出来ない!ソルフェージュも一緒に歌ってあげられないし、説明もできない!!ピアノのレッスンでは、弾いてみせるだけでなく、アレコレといかに声を出していたか…。特に私のレッスンは話す!しゃべる! 歌う!(時には踊る、真似する等々アクションも多い)とピアノの音以外でも擬音(?)が多いので困った、困った!! 生徒さんにとってみれば、日頃、賑やかな先生が急に静になり、「何かヘン〜??」と最初は嬉しい(?)やら戸惑うやら、あっけにとられていたようです。そして、「先生、かわいそう、早く声が出るといいね〜。」なんて可愛げな言葉が飛び交っていたのですが…。そんな心配はどこへやら!ただでは凹たれないのが私です。静かにしていたのは最初だけ。そのうち、ドクターストップはなんのその!ついには「ウ〜、ウ〜。」とうなり声をあげてのレッスンとなってしまいました。この不気味なうなり声に生徒さんは唖然!!「こんな猛獣のようなうなり声なら、静かにしていてくれる方がまし!!」と生徒さんの方が静かになってしまったのです。あ〜、やっぱり私に静寂レッスンは無理??皆さん、風邪には気をつけましょう。そして、風邪をひいたら安静が一番ですよ??(2/20)


「レッスンを休会する時、やめる時」
ピアノを習い始めて、せっかく上達したのに、小学生で一番ピアノ伸び盛り!という時期に、休会またはやめてしまう生徒さんが時々います。そのほとんどは受験勉強との両立です。つまり、小学生で中学受験のために塾に通いだすと、その勉強があまりに大変でピアノ練習の時間が確保出来なくなってしまうのです。それでも受験ギリギリまで頑張って通っている生徒さんもおりますが、やはり受験戦争から逃れずに希望校受験を目指すのは大変なようですね。なかにはピアノを弾いて受験勉強のストレス発散にしたい!なんていう生徒さんもおりますが、やはり日々の練習はほど遠く、こちらとしても、「勉強が大変なら練習してこなくていいよ!」もと言えず、毎週どの程度を要求していいのか迷う時があります。そして、泥だらけになって走り回り陽がくれるまで遊ぶとか「カラスと一緒に帰りましょう〜♪」みたいな歌のような子ども達が年々少なくなっていくのには淋しい思いがします。

でも、受験が終わり、中学生になって戻ってきてくれる時は嬉しいですね。そんな時、ピアノを忘れていなかったんだ〜と思うと、以前にも増して教えることが楽しくなります。受験は大変でも、鼻ミズたらして小さなお手てを一生懸命広げて習い始めたあの頃を忘れないでいてくれたことは嬉しいです。先日、受験のためにしばらくお休みしたいと言ってきたHちゃん、Kちゃん、受験が終ったら、必ず戻ってきてね!(2/11)


「これが本当のミスマッチ??mismatch??」
 私はよく皆さんから「美保子先生はミスマッチ!?」と言われることがあります。背中にテニスのラケット を担ぎ、ジャージ姿で電車に乗り、楽譜を読みながらブツブツいっている姿を目撃されたり、真っ赤なスポーツカーに乗り、野球帽をかぶり、フルスピードで運転しながらも、車の中は甘いショパンのノクターンが聞こえてきたりと、その姿からは想像できないことがあるそうです。自分ではこれほど釣り合いの取れた人間はいない??と自負しているのですが…。ところが、このミスマッチ事件はついに本格的に起こってしまったのです。

 新春に仲間のピアノ弾き同士のコンサートがありました。洒落たサロン風の会場とあって、年末からこの日のために演奏する曲を猛練習し、素敵なドレスを新調し、前日は朝から練習、午後からはテニスに打ち込み、帰宅後はまたまた練習、そして、当日は早朝からリハーサルを兼ねて最後の調整という綿密な計画を立てました。

前日の午前中みっちりピアノを練習し、午後からはテニスに熱中しそろそろ帰宅して、最後の練習に励もうと携帯電話を見ると、「何やってんの?もうリハーサル終って、本番始まるよ!」と何件も電話やメールが入っているではありませんか!!エ〜!本番は今日???なんと日にちを間違えていたのです。さあ、それからが大変!これから家にドレスを取りに帰ったのではもう間に合わない。その場から会場に直行するしかない!!車をぶっ飛ばし、何とか時間までに到着することができましたが、すでにコンサートは始まっており、素敵なドレスを身にまとった仲間がいる中、私はなんとテニスのジャージ姿のまま舞台でピアノを弾くはめになりました。おまけにテニスシューズでは、ペダルの調整が分らない…とその場で靴を脱ぎ裸足の演奏となりました。私の長い人生の中でもこのような経験は初めて。これが本当のミスマッチ?

でも、演奏の方は無事に弾き終えることが出来たのです。というより、必死の演奏が、かえって功を奏し普段よりもよい演奏が出来たようです(?)ちなみにこの日弾いた曲はショパン生誕200年を記念してスケルツォ1番でした。今日は私の珍事を暴露するつもりで日誌を書いたのではありません。姿・形も大切ですが、ヤッパリ中味だ〜とお伝えしたかったのです。(苦し紛れの日誌でした)(2/2)

「今年の抱負」
 今年のレッスン開始にあたり、大人の生徒さんに今年の目標・豊富を語ってもらいました。「左手を強化したい!」「今年はショパンの生誕200年なのでショパンの作品に取り組みたい!」「少しずつでもいいから毎日ピアノを弾く!」「歌い心を身につけたい!」「ラベルの曲に挑戦したい!」「ベートーヴェンの月光を完成させるぞ!」などなど皆さん意欲満々で嬉しい限りです。で、私は…と言いますとスクリャービンのピアノ曲を、それもソナタを中心に弾いていこう!と決めました。スクリャービンはロシアの作曲家で、ショパン、シューマンにつづくピアノの大詩人というべき人物だそうです。私は今まで、エチュードやプレリュードは何曲か手がけたことはあるのですが、ソナタにおいては遊び程度(?)にしか弾いたことがありません。
 スクリャービンは、過度のピアノ練習により右手を痛め、ピアニストの道を断念せざるを得なくなったのです。その時の苦悩や祈りが込められているソナタ第一番から弾いてみようと、年明けからスクリャービンに挑戦しています。毎日スクリャービンのCDを聴きまくり、すっかりはまってしまった私ですが、譜読みが難しくて、何時間かかてもなかなか先に進めず、四苦八苦しています。私も過度のピアノ練習で手を痛めないかしら???にはほど遠いのですが、生徒さん共に頑張って年末の結果発表には「やったね!」と皆で笑いたいです。
 目標を立てることにより、それではひと月ごとに、こうしよう、では一週間ではこうしなくては…、ならば毎日は…と具体的な練習に取り組むことができ、日々の意欲につながっていきますね。とても大切なことだと思います。ちびっ子の生徒さんにも豊富をもってもらい、毎日の練習が楽しくなるように、そして、一年後の達成感を皆で味わいたいです。(1/25)


「規約」
 
今年からこの教室でも「規約」を設けることにしました。ここは個人教室なので出来る限り一人一人のご要望を聞き入れたいのですが、一定の統制を取らなければ不公平が生じてくるようになり、昨年は混乱をまねくことが多々ありました。特に振替については、以前から「当日の欠席は振替は出来ない」としていますが、当日がだめなら、前日の夜11時頃に「まだ、間に合いますか?明日欠席します。」と電話やメールがきたり、「2か月以上の前の振替」や「半年以上も前の振替」など言ってくる人もいます。また、「ディズニーランドに行くから休みます。いつ振替えてくれますか。」と言われてもレッスン日・時間は決まっており、それが分かって遊びに行くのであれば当然振替えはできません。さらには、個人的理由で休まれたにもかかわらず、勝手に休んだ分のレッスン代を差し引いてくる方もいます。アチャ〜!!!でも、振替は「サービス」です。ですから、サービス内容の規定を作らないと一部の保護者に振り回されてしまいます。人数が多くなれば色々な方が出てきます。そして規約に書いてないことは、常識からして無理なのに無理に実行させようとする人もいます。また、振替えは他の生徒さんにもご迷惑をおかけすることもあります。
学校に行き、1週間風邪でお休みし、「授業料返還して!だって授業に出ていないもん!」や「授業に出ていないから振替か個人レッスンして!」と言いませんよね。レッスン時間は前もってお約束させて頂いている時間で、
その生徒さんの為に時間を空けているのです。当教室は私の個人教室なので、堅苦しいことは言いたくないので、とりあえず、欠席等の連絡は必ずしてくださいね。皆さんのご協力のほど、よろしくお願いいたします(規約はトップページまたはこちらからどうぞ)。(1/15)


新年おめでとうございます。昨年、当ピアノ教室では新しい生徒さんも増え、スタンウェイピアノを購入し、コンクールでは多くの生徒さんが参加し入賞され、大人の「若葉の会」も15年目を迎えることが出来、私的にはテニスクラブに入会し、最高の充実した1年を迎えることが出来ました。今年も更にみなさん、一人一人がピアノの腕をみがき、弾きたい曲をマスターし、楽しく実りのある一年にしていきたいと思います。
 
今年は夏のコンクール、秋には大人の発表会、12月19日にはこもれびホールで生徒たちの発表会を開催予定してますので、盛りだくさんの一年ですよ。

 ここで、私の今年の抱負を一言…。それはピアノもテニスも
「練習!練習!また練習!」そして、「志は高く、信念はより強く、頭(こうべ)はより低く」です。志とは心の目指すところ、心の向かうところ、つまり目標です。その志は高いほうがいい。自分の志を高く保つには、強い信念が必要です。その信念は日々の練習によって練り固められる。練習を積み重ねていくうちに、信念が固くなる。頭とは心の姿勢で謙虚な気持ちで人々から教えを聞くということだと思います。
 
 元日の昨日は午前中たっぷとピアノの弾き初めをし、今日2日は早朝からピアノの練習後、みっちり5時間テニスの初打ち、その後恒例の「二十歳の献血」いや違った「おばさんの献血」で400ml献血をしてきました。私の血は元気いっぱいの濃い血なので、もらった人はきっと元気になりますよ。
 私の周りにはいつも笑っている人がいます。私の周りにはいつも歌っている人がいます。私の周りにはいつもボールを打っている人がいます。ピアノレッスンは厳しいけど??(愛のムチです)いつも私の周りは楽しいです。というわけで今年も
皆さんと一緒にがんばります。どうぞよろしくお願いします。(1/2)