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ピアノを教えるということ

ピアノの教室に通ってくる皆さんは、当然ピアノが弾けるようになりたい、から始まって、うまく弾いて上達したい、弾きたい曲が弾けるようになったら楽しい…等々様々な思いがあります。

私はレッスン代を頂いてレッスンをしているので、弾けるようにも、上達もしてほしいとも願っていますが、弾けたり、うまくなるのは本人次第。私はそのお手伝いをするに過ぎません。

自分で好きな曲を、自分で自由に好きに弾きたいのであれば、レッスンに来て「指使いはこうしなさい」とか「音符はこう読むんだよ」などの面倒な指摘は必要ないので、時に「この生徒さんはレッスン代を払って、レッスンで何を望んでいるのかなぁ?」と思うことがあります。

上達する一番の早道は、レッスンで習ったことの日々の練習です。

その練習は時に退屈であり、うんざり~と思わせることが多いです。でも、その小さな積み重ねの先に楽しさが待っているんです。

私はお金を頂いているので、頂いた分は還元したいと常に思っています。

生徒確保のために、練習してなくても、教えていることと違った好きに弾いてきてもいい!と言った指導はできません。

なので、「来なくていいよ!」と言って、非難されることもあります。

進み具合は人それぞれ、早く弾ける生徒さんもいれば、弾けるようになるまで時間がかかる生徒さんもいます。

それは、さほど問題ではありません。毎週の練習はその生徒さんに合わせています。それも、毎日の多くをピアノ練習に費やさなければ弾けるようにならない量ではなく、その子なら絶対に出来る!量です。

大切なのは日々の練習で、練習なくしてのレッスンは有り得ないのです。

上達の過程では楽しいことばかりではなく、弾けない辛さや、苦しさや涙もあります。

むしろ、その方が多いかもしれません。でも、それを乗り越えた時、本当に楽しいピアノが待っています。

フィギアスケートの羽生結弦選手が「スケートほど楽しくて、辛いものはない!」と語っていました。

氷上では華麗に楽しく演技していても、陰ではたくさんの涙を流して練習しているんだと思います。

こんなこと書くと、また泣くことがいい!なんて勘違いされてしまいますが、泣かない方がいいに決まっています。

最近、色々なお教室の話を聞くと、「生徒さんを叱らない」とか「練習しなくても何も言わない」など耳にしますが、私は態度が悪いと叱るし、練習してこないと怒るし、世間ズレしてる?

でも、レッスンでは一人では出来ないことのアドバイス、そして本当の楽しさを感じてほしいと人一倍願っています。きっと…。

 

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