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2012-09

貴重なレッスン

大人の発表会が近づく今日この頃、生徒さんのレッスンも去ることながら、私もレッスンして欲し~い!いつもは主人が厳しい批評やアドバイスをくれるのですが、今年は日程調整がうまくいかず、他の先生にもお願いすることができなくて、自力でCDを聞いたり、楽譜とにらめっこのアナリーゼや技術練習にジレンマを感じてきた私。やはり、誰かに聞いてもらおう!

そこで生徒のOさんとUさんにお願いして演奏を聴いてもらうことにしました。Oさんには楽譜の隅々までチェックして頂き、見落としていた箇所を指摘してくれたり、演奏上、聞き苦しいところも容赦なくチェック!後で楽譜を見直すと、「ヤバイ!」「きたない!」「ぼろぼろ!」「焦るな!」などなどの多くを楽譜に書き込んでくれました。

一方、Uさんは技術的なことより、作曲者の時代背景、作曲者の意図するもの、曲の背後にある流れなどを鮮明に教えてくれました。ピアノを弾く技術ばかりにとらわれていた私は、なるほど~!と遅ればせながら再度、裏の(?)音楽を勉強しました。

お二人の生徒さんの指摘通りの演奏が出来るか分かりませんが、最後まで練習して自分で納得演奏が出来るよう頑張りたいと思います。

Oさん、Uさん、貴重なご意見、ご指摘をありがとうございました。まだまだ未熟で勉強不足な私です。今回に懲りず、今後もご指導して下さいね

最後の追い込み?

来月7日は大人のピアノの発表会です。

毎年行われる大人の発表会は今年で18回を迎えます。あと半月後に迫った発表会に生徒の皆さんはラストスパートで第4コーナーを回り始めました。

子どもの発表会は出演者の人数も多く、指導に専念したい私ですが、大人の発表会では弾きますよ!先生ではなく、生徒の皆さんと一緒に一年間の練習の成果と、苦楽を共に味わいたいという気持ちで頑張ります。だから、この日は先生ではありません。仲間として見てください。曲目はロシアの作曲家リャブノフの「12の超絶技巧練習曲」の中から弾きま~す!

連日のレッスンでなかなか練習時間も十分にはとれませんが、生徒の皆さんと楽しみます。

最後の追い込みに頑張りましょう!

 

夏のコンクールを終えて

暑かった夏も今は秋の風を感じています。

今年も熱かった、暑かった夏のコンクールが無事に終わりました。コンクールは毎年、笑ったる、泣いたり、驚いたり…様々なドラマがありますね。

この教室からも数名の生徒さんが参加され、心に残る演奏を披露してくれました。コンクールで賞を取ることは嬉しいし、逆にこんなに練習したのに賞を逃せば悔しさや、悲しさにもなりますね。でも、私はコンクールで賞を取ることより、コンクールに参加することで養われるもっと大きなものが大切だと思います。

金賞とか入賞というものは、その世界にいるから通用するものであって、そこを離れたりピアノをやめたら何の役にも立たない。それより、練習を通してどれだけ心身を鍛え、感性を高め、いかに社会に適応できる人間になっていくか…が大切だと思います。そして、その厳しい練習に耐えられることが才能だと思います。

コンクールは一般的に小学校1,2年生がA級、3,4年生がB級、5,6年生がC級以下中学生も同じ…と分類されるので同じ階級であれば2年生や4年生が有利になります。

この教室で毎年4年間、不利、有利に関係なくコンクールに挑戦し続けたYちゃんは本当にピアノが大好きで、いつも自分に挑戦することを忘れない前向きな生徒さんです。コンクールの賞ということで一喜一憂するより、いつも前を見てひたむきにピアノに自分をぶつけて頑張る姿には頭が下がります。彼女こそ一番金メダルにふさわしいいのではないかと思います。

この教室は毎年、コンクールに挑戦される生徒さんはたくさんいますが、ピアノを通して何を学ぶか…という本質的なものを忘れないで頑張りたいと思います。それは、指導者である私が一番忘れてはないけないことだと、コンクールに関係なく、生徒さんに感謝しながら自己を見つめ直す私です。

 

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