Home > Archives > 2019-01

2019-01

それはないよ!

 受験のためにピアノを辞める、ある中学生の最後のレッスン。

日ごろから態度や言葉使いの悪さに再三注意していたけど、今日が最後のレッスンとあって、円満に終わらせようと思っていたものの、

6年間レッスンしてきたのに「ありがとう」の言葉はなく、「部屋のピアノが邪魔でしょうがないんだよね~」のひと言で切れました。

私のことは非難されてもいいけど、ピアノを邪魔もの扱いにするひと言に円満なんて終わらせる必要はない!

「今までずっとお世話になったピアノでしょう?

練習で辛いこともあったけど、楽しさや練習すれば弾ける!ていう自信も教えてくれたでしょ?

いつも一人の時に心に寄り添ってくれたのではないの?小学校時代の友達だったのでは?

「ピアノに謝れ~!」

部屋を出ていく最後の言葉も「じゃあね!」

 

レッスン以前の問題で、話にならない。

今は何かすると、直ぐにパワハラだの人権問題だの言ってくるけど、暴力や体罰ではなく私は愛のムチ以外にはない!

以前小学生のT君、悪態と暴言に激怒した私は「出ていけ~!」と追い出した。

あれから10年以上経った今、社会人になり遠方に転勤したT君から毎年年賀状が今でも届く。

「あの時の本気で怒ってくれた先生が忘れられない…」。

 

もう、会わないかもしれない中学生徒。

暴言は全部この教室で終わり、ここに全部置いていって、これからは相手の気持ちを考える人間に育ってほしい。

私の小言もウザい!しか思わないだろうけど、いつの日かT君のように理解してくれることを望んでいる私です。

 

 

 

 

 

待ってるよ!

この4月から高校3年生になるRちゃん、昨年の発表会を最後に受験が終わるまでレッスンをお休みすることになりました。

Rちゃんは小学生からこの教室に通っていて、当時は同学年のお友達もたくさん通っていたので、目立たない生徒さんでした。

中学受験の時もほとんどレッスンは休まず、真面目で地味な生徒さん。

一緒に習っていたお友達が一人、二人と辞めていく中で、気が付けば高校生2年生。

この学年ではたった一人になりました。

年齢が増すごとに身体も大きくなり、今では私も身長が抜かされました。

成長は身体だけでなく、精神的にも大人になり、彼女とのレッスンでは「ねぇ、聞いてよ、聞いてよ!」とお互いの話もして、

私もずいぶん助けられました。

「必ず戻てくるからね!」との言葉にしばしのお別れ!

先生と生徒を越えた仲に一抹の寂しさも感じましたが、私も絶対に待ってるからね!

大好きなRちゃん、来年の受験が無事に終わりますように、そして元気な姿でまた会いましょうね。

 

 

ようこそ4、5歳児!

 発表会も終わり、レッスンを待っていた4、5歳児の生徒さん。

お待たせしました!

初めてのピアノレッスン、緊張の中にも嬉しさは隠せない。

今度、幼稚園の年長さんになるAちゃん、レッスンにやって来ると床をピョンピョン飛び跳ねる。

つられて、次に来る同い年の先輩Nちゃんもつられて歌いだす。

初めてのレッスンはまず、楽しく!

でも、変な癖はつけられない。

「指は丸くして弾こうね!」と指の形は大切。

同時に音符も教えていく。

耳で聞く教育は特にやらなくても、毎日弾くごとに一緒に音符を歌っていけば自然と耳は鍛えられる。

音符読んで、歌って、最後は書きましょう!

楽しみで胸を膨らませているこの子たちの期待を裏切らないように私も頑張るぞ!

4月からはさらに新しいお友達もここに来る。

初心忘れるべからずを肝に命じて…。

ようこそ、可愛い生徒たち!

 

目標・夢・努力

 1月6日から今年のレッスンが開始になりました。

発表会では練習通りにうまく弾けた子、練習ではなかなか弾けなかった所がよく弾けた子、レッスンでは何の問題もなく弾けたのに失敗してしまった子等々様々でした。

そして、舞台で弾くことの難しさも改めて感じました。

緊張で本番では力が発揮できず、思うような演奏が出来ないと悔しいですよね。

私は上がり症(?)で舞台での緊張度が半端なく、特に社会人になってからは学生のような練習量が確保出来ないため、それが自信にもつながり、上がり症?は

特にひどくなった気がします。

そして、先生だから弾けて当たり前、弾けなければ何?と言われるのではないかという勝手な妄想にも苦しめられ、一時は舞台での演奏が嫌になった時がありました。

メンタルの本を何冊も読んだり、アスリートの人に話を聞いたりと自分なりに上がらない方法を探しました。

そんな中で、感じたのは緊張しないことは無理!

でも緊張したから弾けなかった…ではなく緊張してもいい、これ以上練習できないくらい練習して、それでうまく弾けなかったらそれが自分の実力なんだ~と

思うようになりました。

それにはとにかく、そう思えるくらいの練習をしなければ…。

それでも練習や努力は報いられるとは限らないし、時には裏切られることも…。

でも、生徒さんが頑張るのに私が頑張らなくてどうするの?

どうせ緊張して自分の思う通りの演奏は出来ない…と最初からあきらめていたら、絶対にうまく弾けない。

でも、たとえ本番で失敗しても、自分の思い通りの演奏で弾きたい!と目標をもって努力すれば夢や目標は達成できる可能性はある。

先生だから…ではなく、私だって何度も緊張もし、失敗もし、失望もし、情けなくもなったりしてきましたが、ただピアノが好き!という思いだけが支えになっている

ような気がします。

一生懸命練習しても、本番でうまく弾けない生徒さん、私と一緒に目標をもって頑張っていきましょう!

謹賀新年

   明けましておめでとうございます。

昨年はお正月から大学入試の特訓、夏はコンクール、秋は大人の発表会、そして年末には子どもたちの大発表会と息つく間もなくレッスン、レッスンに追われましたが、

私自身もたくさん勉強させていただき、充実した楽しい一年でした。

今年も子どもたちの成長を見守りながら、実りある一年を送りたいと思います。

元旦と言っても日々の生活とほとんど変わることなく、早々から年中行事のピアノ弾き初めで始まりました。

今年は子ども達は発表会はありませんが、すでにコンクール出場希望の生徒さんもいて、受験生のレッスンはじめ、年明けからパワー全開の私です。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

Home > Archives > 2019-01

Search
Feeds
Meta

Return to page top