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2021-11

ヘアドネーション

 生徒のK君、男の子ですが、髪を長くして後ろで束ねています。

先日も一緒に歩いていたら「お嬢さん!」と間違えらました。

背中まで伸びた髪、いったいどこまで長くするんだろう?

そう思って聞いてみると「ヘアドネーションになるんだ!」と答えたK君。

ヘアドネーション?

自分の髪を病気や必要な人にわけてあげる人のことです。

「ヘアドネーションになるには腰まで伸ばさないダメなんだよ!」と私に教えてくれました。

まだ小学校一年生なのに、そんなことを考えているんだね~。偉いなぁ~。

普段はとても元気で腕白、ピアノもよく練習してくるK君がそんなことを考えているなんて…。

私の髪は年々薄くなるばかりだから、ヘアドネーションにはなれないけど、K君の優しさを見習って何か貢献したいなぁ。

K君が髪をのばしている理由が分かって、その優しさにウルウルした私です。

はまっている歌手

 今日は皆さんに最近私がはまっているカザフスタンの歌手をご紹介しますね。

すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、彼の名前はディマッシュ・クダイベルゲン。

今、27歳のカッコイイ男性です。

歌の上手い歌手はたくさんいますが、彼はなんと6オクターブのとんでもない音域の広さをもっているんです。

私は裏声使っても2オクターブも出ませんし、普通の人も頑張って2オクターブ出せれば良いのではないですか。

音域の広さだけでなく、音程の正確さ、表現力等素晴らしく、一度聴いたら虜になります。

歌だとアジア系の人は体格の良い欧米人に比べてどうしても劣ってしまいますよね。

彼もアジア系でどちらかと言えば細身、ごくごく普通の体格なんです。

もちろん相当の訓練も積み重ねたと思いますが、神様が与えた天性の時間を持ち主だと言えるのではないでしょうか。

つい最近まではショパンコンクールを聞き入り、そしてクダイベルゲンと芸術の秋!

多忙な日々、つかの間の時間を音楽で癒やされています。

皆さんもYouTube等で聴いてみて下さい。

キーシンのコンサート

エフゲニー・キーシン に対する画像結果  昨日、所沢でエフゲニー・キーシンのコンサートがありました。

キーシンは幼少の頃から天才と言われたピアニスト。

今は50歳になりました。

絶対に来日したら行きたい!と思っていたところ、この日は私の誕生日、自分にプレゼントしよう!と、レッスン振替ていただき、念願がかないました。

前半はバッハから始まり、モーツァルト、ベートーヴェン、後半はショパンのマズルカ6曲に「アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ」

の内容豊富なものでした。

どの演奏も素晴らしかったことは言うまでもありませんが、ピアノの音がとてもクリア、清み渡っていて、鍵盤の上を蝶々が舞っているようでした。

そして、ベートーベンは力強くモーツァルトはキラキラ感、ショパンは圧巻でした。

演奏が終了しても拍手がなりやまず、一階席の観客は全員が立ち上がり、アンコールはバッハ、モーツァルト、ショパンエチュード、ワルツと4曲も弾いてくれました。

ほとんどが知っている曲や以前に弾いたことがある曲なのに、同じ曲とは思えない軽やかなタッチ、最後のショパンが終わった時、どっと涙が溢れてきました。

単にうまいと言うより、キーシンの礼儀正しい人間性も表れ、私ももっともっとピアノが上手くなりたいと自分に鼓舞しました。

ピアノの世界に生きていて本当に良かった。

そして、時間をみつけてはコンサートにたくさん行きたいと思います。

先月はブレハッチ、そして今月は、ツイメルマンやブレバッチと過去のショパンコンクール優勝者が続々と来日します。

皆さんも是非コンサートに足を運んで見て下さいね!

感動するって生きてる実感をが一番感じる時だと思います。

ブラボー!!

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