Home > Archives > 2012-04

2012-04

盲目のピアニスト岩井のぞみさん

今日は皆さんに盲目のピアノスト「岩井のぞみ」さんをご紹介しますね。

のぞみさんは4歳からピアノを始め、桐朋学園を卒業後、渡米しました。卒業する時かすかに見えていた視力は、渡米と共に視力を失い、間もなく完全に失明しました。それでも苦難に負けず、ピアノの研鑽をつんで、1997年PIARAピアノコンクール全国大会最優秀賞、2005年ロゼピアノコンクール第1位、 2006年大阪国際音楽コンクールピアノ部門第2位、 2010年MTNAコンクールテキサス地区大会にて honorable mentionを受賞など、数々のコンクールで輝かしい実績を残しました。また、日米の多くの演奏会にも出演し、ソロ活動、オーケストラとも競演しています。

今回5月24日、紀尾井ホールで日本デビューリサイタルを行うことになりました。また、デビューに伴い、記念CDも発売されます。色々な縁で私の教室の生徒さん10名をコンサートにご招待出来ることになりました。ご希望の方はおっしゃてください。

何事も全力で苦難を克服するのぞみさんに心から応援したいと思います。

 

スタンウェイのハンマーが…

我家のスタンウェイピアノは湿度や温度のちょっとした変化で音が狂ったり、内部のネジがゆるんだり、木材がきしんだり、それはそれはメンテナンスが大変です。この冬の異常な乾燥は材質を痛めつけ、音が狂ったり、鍵盤がキシキシなったり、私の最愛のピアノをいじめました。

一度に異常が出てくれればいいのですが、一音でも狂えば弾いていて気分悪く、すぐさま調律師に来てもらい、直ったとおもいきや、翌日には違う音がきしんだりと、その度に調律師を呼ぶ始末…。それもレッスン中には呼べないので、来てもらうのはレッスンが終わった深夜が多く、調律師を随分泣かせました。そして、費用もばかにならず、来てもらう度に料金が発生するのです。

調律師の修理を毎回見ていた私は、またきしみだした音に我慢の限界を感じて「私だって調律師のようにやれば直せる!」とばかりにネジをあけ、フタをとり、鍵盤をごっそり引っ張り出し、おかしくしくなっている音の修理(?)をはじめました。見よう見まねで始めた修理でしたが、「あれ?直ったじゃない!?私はピアノ修理の才能もあるのかしら…?」と狂喜乱舞。

すっかり有頂天になりながら、最後に鍵盤を元の位置に収めようとしたその時、一本のハンマーがひっかかり、ものの見事に折れてしまいました。その瞬間、私の心臓は凍り付き、「どうしよう?どうしよう?狂いやきしむどころか音がならない!」

こうなっては、もう素人の手におえず、結局調律師を呼ぶ始末。「ピアノの弦を切る先生はいらっしゃいますが、ハンマーを折った先生は初めてです!もう、絶対にピアノの内部には触れないで下さい!」とひどく叱られた私は、ただただ、下を向いて謝るばかり…。

触らぬ神に祟りなし!とはよく言ったものだ~と猛反省の私です。

ぎっくり腰に

先週の月曜日、車で外出しようと乗り込んだ瞬間、あれ??間をおかず痛い、痛い、痛い、で動けず‥。ついにやってしまいました、持病のぎっくり腰です。

さあ、それからが大変!ギックリ腰の経験はあるものの動けない時の判断ができないんです。這うように家に辿り着き、整体院へ。

ぎっくり腰には安静が第一、まぁ、動こうにも動けないですけどね。でも、ピアノのレッスンは毎日あるし、先日倒れた爺ちゃんの介護もしなくてはならないし、介護されたいのは私だ~!

それから強力な腰痛ベルトを巻き、痛み止めを飲んで、あとは気力だ~と毎日のレッスンをしのぎました、

しかし、大事なテニスの試合は残念ながら棄権しなければならず、パートナーにとても迷惑をかけました。

気だけは若いつもりでも、年々歳はとりますね。体力も衰えるので、日々の健康管理を気を付けて、ストレッチや筋トレ、食生活もピアノ練習の日課として見直す大事な機会となりました。

この二日間、ピアノの練習が出来ず、「目指せイチロウ!」が崩れてしまいました。

今日からやり直し!ご老体にいたわりを!

 

 

 

人間の生死

私の大親友が癌で亡くなったのは丁度今から一年前の4月2日でした。それから残された、身よりのない彼女のお父さんを日々安じながら、面倒をみていました。八十を過ぎたお父さんにメールを教え、毎日朝晩に連絡させて状況を見守っていましたが、命日にあたる2日、いつものメールがありませんでした。おかしいなぁ~??電話しても出てこない…。

なんだか胸騒ぎがして、お父さんの所にかけつけると、お父さんはこたつにの脇にうずくまり、倒れていました。すぐに救急車を呼んで病院に搬送しましたが、硬膜下出血で手術となりました。

このまま誰も気づかず今晩一人でいたら、お父さんは死んでいたと聞かされました。

彼女の命日に、お墓の中からお父さんを呼んでいたのかもしれません。両足をお墓の中に入れかかったお父さんを私は強引に引きずり出したのです。

それは、まだまだこの世に生きてやることがあるんだよ!だから、しっかり残された人生を生きていきなさい!という神様のメッセージだったと思いました。

手術を終えたお父さんは、すっかり元気になりましたが、人生って何が起きるか分からない、だから生かされていることに感謝して、毎日毎日を一生懸命生きていこうとあらためて感じました。

この騒ぎでレッスンは中止になり、生徒さんにはご迷惑をおかけしました。ごめんなさいね。

大人の発表会、日程が決まりました!

今年の大人の発表会「若葉の会」は10月7日(日曜日)に決まりました。場所は昨年と同様『コール田無』です。

大人の方は練習時間が多い方が納得いく演奏ができるとの声が多いので、発表会までの半年間、そろそろ弾きたい曲を選んで練習に入りましょう。

演奏会後は懇親会もありますので、今年も楽しい発表会になるよう、頑張りましょう!

コール田無の抽選会に行って頂いたKさん、R君ありがとうね!

Home > Archives > 2012-04

Search
Feeds
Meta

Return to page top