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2013-11

見過ごした配慮

幼稚園生のAちゃん、いつも元気にピアノのレッスンに通っています。

先日のレッスンでのこと、最初のころはいつもと同じ元気に音符を読みながら一緒にピアノを弾いていましたが、次第に声に元気がなくなり、そのうちそわそわしてピアノを弾きたがらない。

疲れちゃったのかな?おねむかな? 「じゃあ、今日は少し早いけど音符を書く練習しようか?」の一言に「書く!書く!」と、とたんに元気になり、ピアノの前を離れて机に向かうAちゃん。

やっぱり少し退屈しちゃったのかな?とピアノの下を見ると椅子と床が濡れている?? Aちゃんはおもらしをしていました。それを私に言えなくて、そわそわして早くピアノの前を離れたかったんです。

なんで気づいてあげられなかったんだろう!? 毎週一緒にピアノ弾いているのに、いつもと違う仕草や行動の変化を見過ごすなんて…。

時々、ウンチやおしっこを漏らしちゃう小さな生徒さん、でも私には生徒さんのウンチでもおしっこでも愛おしいんだよ!だから遠慮しないで言ってね!

ごめんね、Aちゃん。風邪ひかなかったかなぁ? どんな小さなサインでも私に対するメッセージ、もっとしっかり一人、一人を心の目で見てあげないと…と反省の私です。 、

チーム「にしとこ」

皆さんは音楽の三要素ってご存知ですか?

「メロディー」「リズム」「和音」です。

私は股関節の手術をしてからずっと西所沢「にしとこ接骨院」の茂木先生に治療を、伊勢トレーナにトレーニングを指導して頂いています。

その甲斐あって、回復の早さ、次回の手術に向けての準備、そして、手術後のリハビリとケアもお願いし、年齢制限を超えた自骨の手術と誰よりも早いテニスの復帰を目標にしています。

私とトレーニングの伊勢さんとにしとこ先生の治療、音楽の三要素に似ているって思いました。

病人(?)で主旋律のメロディーを奏でる私、その日の調子でトレーニングのリズムを調整する伊勢トレーナー、そして、私の症状を察知し、身体の痛みや身体の調和を奏でるにしとこ先生、名付けて「チームにしとこ」です。

音楽の三要素がひとつでも欠けると、音楽として成り立たなくなります。

私たちチームも一人として欠くことはできません

にしとこ先生と伊勢トレーナーに感謝しつつ、音楽の三要素を思いながらトレーニングと治療を続ければ、きっとこれからの厳しさを乗り越えられると思います。

時にめげそうになるメロディーの私はリズムと和音に支えられ、これからも頑張ってきれいなハーモニーを奏でて行きたいと思います

 

「ハナミズキ」

生徒さんの通うある小学校の合唱で一青窈さんの「ハナミズキ」を歌うことになりました。

私はこの「ハナミズキ」の歌が大好きですが、なんで小学生に恋愛の歌を…?

この歌の一部に「君と好きな人が百年続きますように…」っていう歌詞があります。百年なんて生きていくのが難しいのに、それくらいずっと一緒に好きでいたいっていう思いが込められた例えであることは大人なら誰でも理解できますよね。

でも、歌詞の意味を教えてもらっていない3年生のRちゃん「先生、この歌、気持ち悪い!百年も生きられないのに好きなんて…。きんさん、ぎんさん?」

この言葉に私は、Rちゃんだけでなく、「百年生きるなんて無理、だから一緒に続くことは現実的に不可能だから気持ち悪い~!」っていう理解は、きっと多くの子どもが感じているんじゃないかしら~?と思いました。

メロディーが素敵とか、合唱で歌いやすいとかではなく、きちんと歌詞の意味を子どもたちに教えてあげないと本当の歌のよさが分からないのでは?

歌の意味も分からず声を張り上げ無邪気に歌う子どもたちは、みんな「気持ち悪い~!」なんて思いながら歌っているのかなぁ?と老婆心ながら心配になった私です

身体のイメージ

私達の身体はイメージを明確にすれば、自動的に動いてくれます。

このことはピアノの上達には非常に大事です。自動的に動くとは、つまり、「指が自動的に次に弾く鍵盤を、メロディーを弾いてくれる」ということです。

発表会などの舞台で暗譜してピアノを弾く際、緊張のあまり頭が真っ白になって次に何を弾いてよいのかわからなくなったりする時ってありますよね。でも、日頃の練習をしっかり重ねていけば、そんな時でも指が自動的に動いて弾いてくれるんです。そこまでいくには相当な練習量が不可欠ですが…。

でも、緊張からかいつもと違う指使いで弾いてしまった時は、もう指は自動的には動いてくれないんです。その時は今度は頭が動くんです。さぁ、このままでは止まってしまうから、どうにかしないと…、頭の中に楽譜がよぎります

暗譜して弾くって頭と指の連動です。そして緊張で思うように弾けなくても、この時こそ日頃の練習がものをいうんですね。毎日の練習はやはり大事な日課です。

私は今、両脚が痛くて、その痛さは負荷が大きな動作やスポーツの強度が強いことによって右脚が強く痛かったり、左脚が動かなかったりと日によって日替わりで襲ってきます。

そんな時、「今日はどちらの脚を軸脚にしようか?」なんて考えたりしてしまいますが、しっかり歩く身体のイメージを明確にすると今日はこっちの脚が軸足になる!って身体が教えてくれます

ちょっと、皆さんには想像もつかないことだと思いますが、身体のイメージを明確にすることが大切ってピアノだけじゃなくて日々の生活でも役立つんだ!って思った今日この頃をお伝えしたくて…。

それにはやはり毎日の練習しかないですね

 

 

「好む」と「楽しむ」

私はピアノと接している時、生徒さんにはピアノを楽しんでほしいと望んでいます。

ピアノを始めた時は、今まで弾けなかった曲が弾けたり、きれいな音出せたり、発表会に出て人前で演奏できたり、好きになって楽しむことを覚えますよね。

でも、ピアノに長く打ち込んでいるとピアノの本質や魅力が分かってくるようになり、また別の楽しみが味わえます。

それは、決して楽な道のりではなく、苦しいこともあります。色々な苦しみを長年経て一つのことに集中して得られた「楽しみ」は最初の同じ「楽しみ」よりはるかにレベルの高いものに達していると思います

ピアノは難しい楽器です。でも、その難しさを十分理解した上で、それでも弾き続けて体得した楽しさは、ピアノと一つになったっていう得難いものだと思います。

私はまだまだ未熟ですし、一生勉強しても本当の「楽しさ」って分からないかもしれないけど、「楽しさ」を求めてひたすらピアノを弾き続けます。

人生の晩年で私はどのくらい人生を楽しんでいるのかなぁ~?

生涯現役でピアノを勉強したいと願う私です!

来年の手術

来年、逆脚の股関節手術が1月末に決まりました。

自骨による手術は年齢的に制約があり、通常ですと片脚手術終了から一年以上の後にもう片脚を手術しますが、私は一年を待たず10か月経った1月末にもう片脚の手術に臨むことになりました。

1月末手術ですと、2月いっぱいレッスンをお休みを頂くことになります。2月は受験や塾の入れ替え時期にも当たりますので、生徒さんに最小限の負担ですむよう、前回は2か間のお休みを頂きましたが、今回は1か月間のお休みで3月復帰を目指して頑張ります。

早く復帰できるよう、すでにトレーニングをはじめ筋トレなどで体力、筋力を高めていますので、生徒の皆さんには大変ご迷惑をおかけしますが、頑張りますのでご理解のほど宜しくお願いいたします

詳細につきましては後日ご連絡申し上げますので、よろしくお願いいたしますね。

トレーナーさんのピアノレッスン

ずっとお世話になっているトレーナーの伊勢さん、今度妹さんの結婚式でピアノの弾き語りでお祝いしよう!とキロロの「三人の写真」に挑戦することになりました。

以前、ピアノを習っていたって聞いていましたが、かなりのブランクがあり、どうなることやらと、私のトレーニングの後に今度は私がピアノのレッスンをすることになりました。

練習時間はあっという間に過ぎていき、深夜になることも度々に…。さすが、みるみるマスターしていく伊勢トレーナー、以前の勘を取り戻し上達が早い!そしてピアノの楽しさを思い出したのか、これをきっかけにピアノ弾くぞ~!と来年の「若葉の会」発表会の出演を決めました。

それにしても、筋肉モリモリの伊勢トレーナーから奏でられるピアノの音色は日々の筋トレとは想像もつかず、優しく、甘い音色にどう見たってミスマッチ?

マッチョな伊勢トレーナーのピアノ、今後の上達が楽しみです。やっぱり、ピアノは楽しいですね

やめられないピアノと筋トレ、私もミスマッチ(?)目指して頑張ります!

新たな挑戦!

来年の手術は、今回手術した右脚が軸足になって左脚を支えていかなければなりません。

まだまだ回復していない右脚が軸足となって支えるには、来年の手術までに稼働域を広げ、トレーニングを積んでいかなければ…。

しかし、傷口に癒着した筋肉を剥がすストレッチはその痛さに毎回悲鳴を上げ、なかなか思うように可動域は広がりません。こんなことでは右脚が軸脚になるのは無理!?

痛みと焦りの中、トレーナーから「この1か月間でより可動域を広げるよう!」との命令が…?!

この難題を助けてくれるのは、手術後からずっと治療をお願いしてるニシトコ接骨院の茂木先生しかいない!と先生にすべての信頼を託すことにしました

こんな厄介な患者のお願いを快諾してくださった先生、本当にありがとうございます。

先生だけ頑張ってもらっては申し訳ない!と、私はピアノでバッハの平均律を数学的な解釈でアナリーゼし、挑戦することにしました。

宇宙空間をずっと遠くまで旅する宇宙探査機ボインジャーに、何か地球からメッセージを出そうと考案された時、宇宙のどこかにいる生物に通じるのは言葉ではなく、音なら通じるだろうと音を収録したレコードが搭載され、数学的な構造を持つ音楽が一番いいということでバッハの「平均律クラヴィーア曲集」、演奏者は数学的な解釈で定評のあったカナダのグレン・グールドの演奏が選ばれたと聞きます。

やっぱり、言葉より音楽だ~!

先生の難題と一緒に私も宇宙のメッセージに使われたバッハを頑張ります!

1か月後の脚の可動域と私のバッハ、新たな挑戦が始まった今日この頃です!

 

 

 

 

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