Home > Archives > 2013-10

2013-10

エアロバイクがやってきた!

二階のトレーニングルームのスペースを広げるリフォームが終わりました。

広げた場所には最新のエアロバイクを設置し、関節に負荷のかからない訓練、有酸素運動にも効果があるトレ-ニングで機能回復や今後の健康増進に努めます。

エアロバイクを漕ぐ所要時間は40分~60分間なので、正面にはDVDも観られるテレビも設置しました。

しかし、普段テレビを観る時間すらない私は、どうやってエアロバイクを漕ぐ時間を捻出しようか…??

レッスン時間と自分のピアノ練習時間は絶対に削減することは不可、消去法で可能な時間を割り出すと、睡眠時間短縮しか思い浮かばない…。

でも、普段でも睡眠時間の少ない私から今以上に睡眠時間を削ったら、すべてに支障をきたすこと間違いない。

エアロバイクを漕ぎながら居眠り…!?なんてことがないようにまた気持ち新たに頑張る今日この頃の私です。

前提を疑う

私はよく人がやらないことをやって周囲にあきれられたり、常識ではあまり考えられないことをやったりして(非常識ではないですよ)、驚かれたりすることがあります。

心理学の中には統計学っていう分野があって、統計に基づいて対処したり、医学も過去の統計によって診断や治療をしますよね

でも、私は「なんでこうなるの~?」とか「これでいいの?」とか前提を疑うことが多々あり、その結果やっぱり前提は正しかった~!なんていう失敗もたくさんありますが、過去の慣習や常識ばかりに囚われたりしていたら、それ以上のことが出来ないように思うし、何しろ私は自分の感性を大事にするので(?)、それで失敗しても後悔はありません

なので、他人から見たら「なんて要領の悪い人なんだろう!」って思われています。

経験や体験を学習して先に進む生き方は大事、でも、前提を否定することではなく疑うことも大切だと思っています。

楽譜に書かれていることは貴重な情報だけど、ピアノを演奏するのは自分でしかない…、前にあの人がこう弾いていたから自分もこう弾かないと…、なんてことはありませんよ。

前提を大切にしながら、疑うことも時には必要では?そんな思いを胸にいつも抱いている私です

揺れる思い

日々順調に回復している手術後の右脚、驚異的な早さでテニスも復帰でき、仲間と共にゲームも楽しめるようになりました。

でも、調子の良さは長続きせず順調と思われていた最中、突然脚が痛くなり、この状況にトレーナーからテニス自粛命令が出されました。

運動やテニスをやりたいために手術を決めたのに、なかなか思うような回復がみられないと、来年の手術へのためらいが出て、「やっぱり、こんな辛い手術はやめようかなぁ~」と日々気持ちが揺れ動き、情緒が不安になる私…。

痛みが続くと夜も寝られなくなり、イライラしたり、教える根気がなくなってしまい、レッスンにも影響が出てしまいます。

痛みの中で揺れ動く思いを自分の中でしっかり受け止めていかなければ、これから始まる試練に立ち向かえない、こんな時こそ、しっかりレッスンしなければ…。

生徒さんの顔を見ると自分の痛みを優先させるわけにはいかないと、気持ちの切り替えに努めることの大切さを身をもって実感し、それでお金を頂いているプロ意識が芽生えます。

毎日気持ちが揺れ動く中で、応援してくださるたくさんの生徒さんのためにも気持ちは前向きに頑張りたい私です

ある生徒さんからの手紙

小学校一年の生徒さんから先日、こんな手紙をもらいました。

「この前のレッスンでせんせいをこまらせたり、ないたりしてごめんなさい。もうこまらせたりしないのでゆるしてください。」

その手紙には「ごめんなさい」って謝るその生徒さんと私が「いいよ!」て言っている絵も描いてありました

たくさん泣かれちゃった時は、「どうしようかなぁ…」と思案しますが、レッスンで困らされたなんて思ったことないよ!

その時は「ごめんなさい!」って言えなくても素直な心が一番大切。

そのお手紙を読んだ時、私は涙が出そうになって、しっかりその手紙を抱きしめながら歳をとっても素直な気持ちを忘れないように、そして心に思うだけでなく相手にきちんと伝えたいと思いました

今まで私は生徒さんから、教室の壁に貼り切れないほどたくさんのお手紙を頂いて全部大切に保管しています。子どもたちからの素直なメッセージです。

素直な気持ちをありがとう!素直さと謙虚さがピアノだけでなく何事も上達する一番大切なものだと思ってます。私もますます体当たりでレッスンに臨みます!

 

 

チーちゃんの言葉

発表会終了後の打ち上げの時、生徒のチーちゃんが「今日の演奏は失敗して上手く弾けなかったけど、とてもよい経験だった!」って話してくれました。

チーちゃんは難しい曲に挑戦し、本番前まではきちんと弾いていました。でも、本番では緊張のせいか日頃の練習成果が発揮できず、私はどうやって彼女を慰めようかなぁ~と思ていました。

チーちゃんは、「失敗した時、どうやったら立ち直れるか、残された演奏をどうやったらきちんと弾けるかを考えた。」って語っていました

舞台での演奏中に失敗した時、「どうしよう~。」とか「エ~!?なんで~?」とか「もうだめだ~!」なんて思ったり、頭が真っ白になったり、冷静にはなれませんよね。

いつも間違えている箇所で失敗すると、「やっぱりダメか~」なんて思いますが、舞台上での失敗は普段弾けているところが弾けなくてパニックになることがほとんどです。

うまく弾けなかったほとんどの方は、悔しい思いや、頭を下げてうなだれたりしていますが、冷静に受け止め、今後の演奏によい経験としてとらえてくれるチーちゃんの言葉に、私自身が教えられた気持ちになりました。

きちんと弾けなかったことが失敗ではなく、本当の失敗はそこから逃げること、その失敗を今後に生かして日々の練習の積み重ねれば必ず成功する!って思いました。

失敗は良い経験!いつも前向きに頑張ります!

「若葉の会」

13日の日曜日、今年で19回を迎える大人の発表会「若葉の会」が行われました。

私は前日、当日のリハーサルからずっと立ち会って、生徒さんの演奏を聴いていましたが、本番は皆さん緊張して練習通りに弾くって難しいなぁ~と思いました。

それは私自身にも言えることです。あんなに練習したのに…って思いますが、本番で弾く演奏が実力なんだ~って小さい時から言われてきた先生の言葉がよみがえりました。

それでも、生徒さんの一人一人の演奏を聴いて、皆さん、確実にいち年いち年上手くなっている!って実感しました。

とても嬉しいことですね。そして、長く続けていくことが一番大事、「継続は力なり!」ってあらためて思いました。

今年は初出演の生徒さんも5名いらっしゃって、演奏後の打ち上げも盛り上がり、、次回に演奏する曲を何にするか…などの意欲的な話題も飛び交い、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

私は、今年の発表会が今までの中で心身ともに一番厳しいものでしたが、皆さんのおかげで、無事に終えることが出来たことを心より感謝しています。

ピアノが大好きで、練習も熱心な生徒の皆さんとレッスン出来ることを誇りに思い、私は本当に幸せだなぁ~と、これからも一所懸命精進していこうと決意をあらたにしました。

そして、私は…打ち上げ終了を待たず、トレーナーの待つ戦場(?)へ筋トレへと皆さんより先に会場を後にしました。

すでに、戦いは始まっている?

来年も、さらにさらに頑張ります!皆様、どうもありがとうございました

 

靴が履けない?!

大人の発表会が迫った今日、舞台の雰囲気で練習してみようと、本番の黒のロングスカートに今年は少し華やかに赤いブラウスを着て気分は上々、さぁ!あとは毎年履いている馴染みの靴を履いて準備万端!

と意気揚揚で靴を履いてみたら、「あれ?右足が入らない??」まさかこの歳で右足だけ成長した??

手術してから転ばないようにスニーカーを履き、靴は履いたことがありません。よくよく見ると、右足は手術をしたせいで、浮腫んでいる??肥大している?

どうしよう?!新しく右と左のサイズが違う同種類の靴を買わないと…。でも、発表会までレッスンがいっぱいで買いに行く時間がない。

あれこれ思案のあげく、靴が入らない右側の靴を思い切り引っ張ることで靴の革を伸ばすことにしました。

革がヨレヨレになって、それでも何とか右足が入るようになった靴を履いて弾かないと…。

今年の発表会は、今までの失敗しないで練習通りに弾けるかしら?などという心配とは違い、舞台を転ばないで歩けるかなぁ…とか、靴が片方ぬげないかな…とか、いつものクセで弾いた後に手術跡をさすりさすり退場しないかなぁ…など、弾くこと以前に多くの不安をかかえての出場となりそうです。

舞台でよろめいたり、上手く歩けなくても根性出して頑張ります!もし、転んだら舞台上での私と一緒に笑ってやって下さいね!

 

諦めるということ

最近、諦めることの意味を考えるようになりました。

以前の私だったら、「最後の最後まで頑張り通す!」「何が何でもやり遂げる!」ってずっと思っていて、それに向かって猛進していました。

それなりの結果も得られたし、目標に向かってバカみたいに頑張る自分も好きでした。

ところが最近は、それが正しいんだ!なんて自己満足している自分、何かにしがみついて、いつもジレンマに陥っている自分の姿に、もっと色々なやり方、生き方があってもいいのでは…?と思うようになりました。

脚を手術してから「真っ直ぐ歩きたい!」、「両足で大地を蹴ってしっかり走りたい!」ってずっと思っていて、それを達成するためにルームランナーで歩く練習をして関節を痛め、ランニングを始めてさらに脚の筋肉を傷め、次に長時間の競歩(早歩き)に両脚の股関節は悲鳴をあげました。

自分なりに考えられることはすべてをやり、残すは今のところエアロバイクだけとなった今、一つのことにしがみつくと、そこからなかなか抜け出せなくて前に進めない、やってもやってもダメな時はあるし、努力は必ずしも報われない…っていうことが分かってきました。

「真っ直ぐ歩く」「しっかり走る!」という目標達成の手段を変えることは、その方法を諦めるってことかもしれないけど、目標に向って色々な手を尽くすことは諦めることにはならないって挫折を繰り返しながら感じました

ピアノを弾く時だって、思うようなレガートが弾けない時は、リズム練習や指使いの工夫や打鍵練習、たくさん歌ってみる…等々の練習をやりますよね。

…来週の発表会での演奏でどうしても思うような音色が出せない私ですが、諦めの悪い私は最後の最後まで踏ん張ってみます。

いやぁ~、ピアノに諦めはないでしょう!

 

感性を育む

物事を決める時、きちんとした理論の元に決断するのは理に合ったやり方で大事ですよね。

私は、理に合わないことは好きではありまんが、自分の気持ちや感覚をすごく大切にしています。それが理に合わなくて悩む時もありますが、最後は自分の感性に任せています。

それで失敗することもたくさんありますが、それが経験となって逆に直感が身に付くと思っています。

子どもたちには多くのものを見て感激し、感動してほしいです。最近の子どもたちは感性を要しない分析は出来るけど、人の気持ちになって自分を置き換えて温かく共感することが苦手だってある雑誌に書かれていました。

その原因の一つに疲れ切った親や周りの大人たちに、美しい花や景色を子どもと味わう余裕がないことが挙げられていました

幼児期は子どもの心を育てる時期であり、その上に花が咲き、実がなるって聞きますから、その時期に色々なものを感じる力を育んでほしいと願います。

人の痛みや悲しみが分かってあげられれば、いじめはなくなるし、他人を傷つけたり、暴力をふるうこともなくなるし、学級崩壊もなくなると思います。だって、いじめは悲しいし、暴力はふるわれれば痛い、自分がそんな目にあったら嫌でしょう

ピアノを弾いていると、楽しい曲、悲しい曲、きれいなメロディー、激しい曲など様々な場面はありますよね。

その時に感じること、感じた音色、また、作曲者の意図を色々な音で表現する…とても大切な作業です。

だから、ピアノを教えていえる時、単にテクニックだけでなく、感じたままを「歌って~!」ってよく言います。そして、いち音いち音を丁寧に弾く!大切に弾く!っていうことも重視しています

いち音いち音を大切にすることはピアノの音だけでなく、周りの人、まずお父さん、お母さん、兄弟、おじいちゃん、お婆ちゃん、家族をを大切にするのと一緒ですよね。

感性は幼児期に決まってしまうっていいますが、年齢を重ねてもいつも新鮮な眼で物事を捉えていきたいといつも自分に言い聞かせている私です。

Home > Archives > 2013-10

Search
Feeds
Meta

Return to page top