Home > Archives > 2012-10

2012-10

今が辛抱、我慢の時!

二ヶ月ほど前からお尻の中臀筋を痛め、お尻どころか足が上がらず、かばう膝まで痛くなり、好きなテニスばかりか階段の登り降りなどが出来ず、日常生活にも影響が出始めました。こりゃ~、大変だ!

整体、鍼灸、マッサ-ジなど良いと言われるものは片っ端から行き始めたにもかかわらず、私のお尻はちっとも回復の兆しがありません。三度の食事より大好きなテニスは究極の条件付きのなか(それでも止められない)、細々しか出来ない。せっかく新しい打ち方に燃えているのに~。

エネルギーの発散が出来ず、憂鬱な毎日が続く中、医者から 禁止命令のテニスを隠れてもやろうという私の性格を案じてか、生徒のOさんが「この機会にじっくり観て!」と井上直幸さんの「ピアノ奏法」のDVDを貸してくれました。井上さんの本は20年も前に読んでいましたが、DVDで観るのは初めて。日頃、DVDなど観る時間など全くない私が、テレビの前に座り込み、朝からじっくり観たこのDVDは、井上さんのとても斬新で、分かりやすい解説に、あらためてピアノの難しさ、楽しさ、そして奥の深さを感じました。

幸い、ピアノを弾くことには影響がないので、日々の練習の他に、細かいピアノの奏法や、曲のアナリーゼ、作曲者や年代の音楽の特徴などを別な角度から勉強することにしました。

よく、テニスのコーチに「テニスはオンコートだけじゃないよ!」と言われているのと同じで、ピアノも「鍵盤の前で弾くだけじゃないよ!」と、この動けない時間をピアノを弾く以外の時間として大事に勉強しようと、痛いお尻をさすりながら頑張る今日この頃の私です

急がば回れ!

私は、今年に入って趣味のテニスで新しい打ち方を学びたいと新しくSコーチにつきました。早く打ち方をマスターしたい私は、毎回コーチに次回のレッスンまでにやってくる課題をもらい、とにかく自主練、自主練に励んでいました。

でも、練習すればするほど、Sコーチは顔をしかめ、「ぼくはコーラを持ってきて欲しいのに、あなたはサイダーを持ってくる。練習をやるほど、課題から遠ざかって目的のゴールからどんどん離れていく!」と言われる始末…。「数をこなせばいいと言うものではなく、やり方が悪い!」

このような注意は自主練習の量が多い時ほど浴びせられ、私は意気消沈…。結局は自己満足の練習しかやっていないのです。

ピアノのレッスンで「これとこれは必ず直してこようね!」という注意をしているにもかかわらず、全然違うことを弾いてくる生徒さんがいます。本人は練習した気分でいるので、レッスン開始時はニコニコ満面の笑みを浮かべています。でもいざ弾いてもらういと、「なぜそんな弾き方をするの~?そんなこと教えてな~い!」

生徒さんは言われた注意より、この方が早く上手に弾けるのでは~?と勝手に思いこみ、柱を作る前にもう屋根を作っているんです。

それって、私のテニスと同じじゃ~ん!

でも、間違ったことでも一生懸命練習してくる生徒さんに、「だめ出し!」を言いながらも、「やり方さえ間違えなければ、練習に取り組む熱心な姿勢は大事。その気持ちがあればいつかあなたはきっとピアノが上手くなるよ!」って励ましています。

私のSコーチは間違ってもそんな優しい言葉は言ってくれないだろうなぁ~。でも、私はSコーチが何を言いたいか十分分かっていますよ。愛情たっぷりに「急がば回れ!」ですよね?

 

 

 

 

 

若葉の会

10月7日日曜日、大人の発表会「若葉の会」が行われました。今年で18回目を迎える会は、6人の新しい生徒さんを加え25人の方たちが出演しました。

毎年思うのは、皆さん年齢に関係なくピアノが好きで、いつも前向きに取り組んでいるということです。そして、単に自己満足でピアノを弾くということではなく、人前で演奏するということはどういうことか、も考えさせられた発表会でした。

そして、昨日、発表会を聞き来た生徒のUちゃんが私に表彰状をくれました。「ピアノ独奏の部・金賞」と書かれた表彰状は一番嬉しかったです。ありがとう!Uちゃん!

「若葉の会」は私がピアノを続けてくる間は、たとえ一人になっても続けますよ。継続は力なり!

また来年を目指して生徒の皆さんと頑張ります!

Home > Archives > 2012-10

Search
Feeds
Meta

Return to page top