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2019-04

良い所

  練習がはかどらなくてなかなか進めない小学生のRちゃん。

練習量が足りなくて少ない課題も弾けないし、言われた注意も直せるまで何度もかかる。

毎週、同じことばかりの注意で「もういい加減にして!」

そんなRちゃんだけれど、他の生徒さんより良いところある。

それは、どんなに注意しても「はい!」と返事する声が、仕方なく、でもなく嫌々でもないんです。

返事と行動が伴わないけれど、素直に返事されると、レッスンで気まずい雰囲気になっても帰りは引きずらないで送り出せる。

毎回同じ注意ばかりで、今日は何か褒めてあげたいと考えた私は「そうだ!Rちゃんには返事がある!」

そのことを告げられたRちゃん、注意されて下を向いていた顔が思わず上を向いてニコッ!

その笑顔も可愛らしく、その後寡黙からおしゃべりへ…。

ピアノだけでなく、色々な面も見てあげよう。

でも、練習しないのはダメですよ。

レッスンは注意と誉め言葉、飴と鞭を使い分けて明日も頑張ります!

同士

 最近、音符を読む時、細かい音符が読みにくい、白髪見つけて気になる…等々人には言えない悩みが?

そんな思いをしている昨今、大人の生徒さんに何気なく話をしたら、「私はもう、とっくに老眼よ」「白髪染め何使ってる?」「体調悪くて更年期かしら?

疲れやすいし…」なんて言葉が、あちこちから返ってきました。

大人の生徒さん、10年以上もお付き合いしている方も多く、共に歳をとる。

子どもはどんどん成長し、こちらはどんどん老けていく。

でも、こんなことを隠さず気取らず話せることが楽しく、素敵な人間関係を築いてきたのかなぁ?なんてちょっと嬉しい。

今までは聞く方にまわることが多かった私もこれからは、「老眼鏡はこれがいいよ!」とか「白髪染めは無添加でこれがよく

染まるよ!」なんて教えてあげる方にまわりたい。

歳をとるのは仕方ないけど、皆一緒。

それなら、少しでも楽しくピアノ弾いて、素敵に皆で歳とりたいね。

大人の生徒さん、ピアノだけでなく、今は私の愛しい同士です!

ピアノ上手くなりたい!

小学4年生になったYちゃん、ピアノもっと上手くなりたい!と他のお教室から移ってきました。

指の形は良いのに、打鍵力が弱いので、指のきちんとした練習をすれば、もっとしっかりした音が出せる!と思った私はハノンの1番から一つ一つの音が

しっかりならせるように打鍵から始めることにしました。

はじめのうちは、なかなか要領がつかめなくて、フワフワしていた音が次第に弾き方が分かってきたのか数分でしっかりした音に変わっていきました。

エチュードも速く弾くことを一切させないで、メトロノームのテンポ指示を書き、一週間とにかくそのテンポ、そのかわりしっかり

した音で弾くことを約束しました。

一週間が経ち、再びレッスンにやって来たYちゃん、その楽譜には前回注意したことが所狭しに書き込んでありました。

言われたことを忘れないように家に帰って直ぐに書き込んだとのこと。

もっと速く弾きたかったんだろうなぁ、もっと自由に弾きたかったんだろうなぁ…と思いましたが、言われたことを忠実に守って我慢の一週間?

その成果がてきめんに現れ、一週間前とは見違えるような音とゆっくり、でもしっかり練習した甲斐あって、エチュードのテンポは瞬く間に上げて弾く

ことが出来ました。

その子の特徴とちょっとした工夫、スパイスの加減、そして何より大切な本人のやる気で、短期間でこんなに変わるんですね。

私もあらためて教えることの大切さと面白さを感じました。

Yちゃんのピアノうまくなりたい!という気持ちを大切にして、私も今よりもっとピアノ上手くなりたいから一緒に頑張ろうね!

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