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2022-12

今年もありがとうございました!

 今日は12月30日です。

今年もあと2日となりました。

新型コロナウィルスは収まる気配はなく、感染した生徒さんも大勢いました。

年末はコロナ感染でお休みする生徒さんもいて、今年最後のレッスンが出来なかった方もいましたが、レッスンは通常に行われ、回復した方は元気になってい

ると聞き安心しています。

充実した実り多いあっと言う間の一年でしたが、歳を重ねるごとに一年一年が大切に思えます。

私は今日から母の介護のため、年明け3日まで実家で過ごします。

家は仕事場も兼ねているため、日々慌ただしい生活ですが、実家での介護の方が落ち着いて静かな生活を送れるので、ピアノも目標を決めてたくさん

練習したいと楽譜を何冊も持参しようと思っています。

今年、一年、泣いたり笑ったり、怒ったり多くの事を学ばせて頂きました。

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

佳いお年をお迎え下さい。

 

 

 

ボロクソ!エっ!?

 還暦を過ぎて初めてピアノを習い始めたTさん。

とても熱心に練習してきます。

自分で弾きたい曲を選び、練習に励んでいますが、どうしても自分の知っている自己流の曲になりがちで、正確ではなく独りよがりに聞こえる。

「ここに月謝を払って習いに来ているのなら、楽譜通りきちんと弾いてみませんか?」の提案に「是非そうしてみたい!」と前向きのお返事を頂いたので、

楽譜も一から丁寧に教え、自己流の間違った弾き方を直すレッスンで、私も熱弁になりました。

次の週、レッスンにやってきたTさんは「前回、先生にボロクソ言われたので、一生懸命練習しました!」とかなり楽譜に近い正確なピアノを弾いてきました。

「ボロクソ!?」

私は一生懸命になると声も大きくなるし、早口にもなるけど、今まで私にとって一番大切な生徒さんを一度もボロクソに言った事はない。

一生懸命レッスンしたのに、「ボロクソ」という言葉が忘れられず、そのようにとらえられた事にかなり落ち込みました。

翌日、私の筋トレのトレーナーさんにその話をすると、彼はにニコニコ笑って、「それは悪い意味ではなく、彼にとってはやる気を起こさせる、負けるものか!

と奮起させる良い言葉なんだよ。自分もボロクソは言ってないけど、よく生徒さんからトレーナーに『ボロクソに言われた』と言われるよ。

けれど、それは、それだけその人が熱に受け取った表現なんだよ」と言われました。

私の考えすぎ?

まともに受け取ってしまった私ですが、Tさんは帰り際に「言われるほど前向きになれるから大丈夫!」の言葉を残していきました。

私の熱弁がボロクソ表現になり、さらにやる気を引き起こしTさんもそれを望んでいるなら、これからもTさんにはボロクソレッスンは続く!?

言葉って難しいし、受け取る側も寛容でなければならない事を改めて感じた私です。

 

ピアノレッスンの辞めぎわ

小学校高学年になると、学業が追いつかず、ピアノを辞めてしまう生徒さんがいます。

「来月でピアノを辞めます」と言われると、じゃあ、辞めるまでは今まで教えてきた事を出来るか限り身につけてもらおうと、

私もよりレッスンに熱が入りますが、「辞めるまでは最後まで頑張るぞ!」という生徒さんと、私の気持ちとは裏腹に「辞めるんだから…」と全く

練習をしてこなくなる生徒さんに分かれます。

「辞めるなら最後まで頑張ってよ!」と言いたくなります。

最後まで頑張る子はレッスンに来なくても、お家で弾きたくなったら弾くんだろうし、レッスンのために来ている子は、もうピアノを弾く事も

ないんだろうなぁ…と思います。

せっかく小さい頃から弾いてきたピアノ、レッスンのためのピアノにならずに、今は練習時間がとれなくなっても、またいつか弾いてほしいと思います。

 

 

目には目を…

  課題曲が弾けると楽譜に印をつけて、次の曲の譜読みを一緒にしますが、時々あれ?と思うことが…。

確かこの前、したはずのが消えている。

私は生徒さん一人一人の練習している楽譜は分かっているけど、例えば練習曲などは何番を弾いているか覚えていないことが多い。

よく弾けているから、印をつけて次の曲の注意点を書こうと楽譜を見ると、うす~く注意点が書いてある。

おかしいなあ?

よくよく見ると、印も注意点も前に書いてあるにの消した後が…。

をもらえると、次の曲を練習しなければならない。なので、練習しなくてもいいように印や次の曲の注意点をわざと消している。

そして、同じ曲を練習すればさっさと弾けるから練習時間はさほどかからない。

時々、そんな生徒さんがいます。

消すなら徹底的にばれないように消せばいいのに、そこは子どものやることで、薄く書いた後が残っている。

そんな時は、その子にはひと言も消したことは否めず、さらに強く大きく赤丸を書いて、心の中で「消せるものなら消してごらん!」とつぶやく。

私が子どもの時はがもらえないと、悔しくて、また同じ曲を練習するのが嫌だったし、早く先に進みたかった。

さすがに、弾けてないのに苦手な曲を練習したくないから、自分でをつける子はいないけど、せっかくもらった〇を消すなんて…。

目には目を、歯には歯を…ですね。

 

 

 

 

 

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