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2014-12

年の瀬に

 今年一年もあと数時間で終わろうとしています。

今年は私の二度目の股関節手術での長期入院から始まり、主人の他界と人生で最も厳しい一年でした。

そんな私を支えて下さったのは生徒の皆さんです。レッスンもほとんど休まず、大人の発表会では私も一生懸命ピアノを練習し、年の最後の子ども達の発表会も無事に終わることが出来たのは、本当に生徒さんひとり一人おかげだと思っています。

大晦日も今日は朝から、発表会のビデオ編集をしています。発表会までのひとり一人の思い出がたくさん出てきて、懐かしく思いました。

ビデオは発表会の会費には含まれていませんが、年が明けて用意ができましたら、皆さんにお贈りしたいと思います。お楽しみに!

今年もたくさんの「愛」をありがとうございました。

ピアノ発表会

 昨日21日、無事に発表会が終わりました。

生徒の皆さん、本当によく頑張ったと思います。

一番嬉しかったのは、この時期、風邪やインフルエンザ等など多くの病気が蔓延しているにもかかわらず、一人として欠席者がいなかったこと、そして全員がソロを大きな失敗なく暗譜で弾いたことです。

発表会の前に気管支炎や風邪などで、本番当日も病院から駆けつけた生徒さん、ギリギリまで休んでいた生徒さん、舞台袖までマスクを覆い、咳き込んでいた生徒さん、それでも自分の番が来るとそれらを吹き飛ばすかのように堂々と見事に弾いてくれました。

当の私も2,3日前から扁桃腺を腫らして夜になると熱が上がり、昼間は薬を大量に飲んで熱を下げ、レッスンだけは休むものか!と、生徒さんに風邪をうつさないよう、深夜のレッスンまで乗りきれてよかったです。

生徒さんも泣いてレッスンしていたし、何度もダメだしくらって凹むことも多かったけど、弾けるまで絶対に諦めないで何度も何度も教えたことが、弾けない曲も練習すればできる!という自信になり、今日の成果につながったと思うと、声をからして鬼ババアになってよかったと思っています。

発表会の最後に4年生のYちゃんが私を描いた絵をプレゼントしてくれました。

今日はすっかり声が出ない私ですが、頑張ってくれてありがとう!って心から生徒の皆さんに感謝申し上げます。

追記:発表会会場に黒のジャンバーに緑格子のマフラーの忘れ物がありました。この寒空、帰り道は寒くなかった?

家に持ち帰りましたので、お探しの方ご一報下さい。

 

ラスト一週間!

一週間後の発表会に向けて、生徒同士の連弾練習や人前での本番さながらの練習が白熱を帯びてきました。

連弾では普段私との合わせではきちんと弾けるのに、いざ生徒同士になるとテンポが速い速い…。

毎回私と二人だけでのレッスンには慣れていても、他人に聴いてもらうと緊張してか、ミスが目立ったり、止まったり普段なかったことが多々起きる。弾いている本人も気持ちの動揺が抑えられず、弾き終わって泣き出す子もいます。

小さいお子さんはドキドキしながらもまだ緊張って分からないのか楽しく弾いていますが、高学年になるにしたがい、緊張や色々周りを考えてしまいます。大人になるってことなんでね。

普段、きちんと練習している生徒さんには「今、間違えるってことは本番では気をつけるからもう間違えないよ!逆に今、本番前に間違えて良かったんだよ!あんなに練習したんだから、人前で弾くことになれていないだけ。、大丈夫、大丈夫!」

精神面のフォローも大切な役目。練習は厳しく、本番は楽しく!

自信をもって弾けるよう、今までの鬼から愛と勇気を教えるアンパアンマンに努めるラスト一週間の私です。

自覚

発表会が目前に迫った今日この頃、気分任せの練習しかやらない中学生の〇〇さん。

通し練習に入っているのに、弾けない箇所があってその箇所にいくと何度も弾き直したり、止まったり、揚句に「あれ?なんだっけ?」を吐く始末。

弾けない所が分かっていながら、なぜ練習しないの?毎回言っているじゃない?!

本人は練習はやったりやらなかったり気分的なものとも言っているけど、人前で、舞台で弾くっていう自覚はないの?!

「大丈夫、大丈夫。一週間で弾けるようになるから。」の弁にピアノはそんなに甘くない!

練習してもうまく出来なかったり、弾き方のポイントがずれていたり、悩んでいる生徒には特別レッスンや連弾では動画を送って練習するなど、こちらも全力でフォローするけど、発表会で弾くことが分かっていて、弾けない箇所も分かっているのに練習しないなんて、どういうこと?! 弾けなくても特別にレッスンする気にはなれないよ!

舞台ではきちんと弾いてもらいたいけど、一週間の練習できちんと弾けるなんて思えない。本人にとってちょっとの練習でも弾けるんだ!って思わせるのがいいのか、失敗して学んでもらうことがいいのか教える立場では複雑。

もう、中学生。自分で弾きたい!と選んだ曲なんだから、きちんと自覚をもって落とし前つけようよ!

先生は弾かないんですか~?

  発表会では最後に講師演奏や先生の演奏がある場合が多いですよね。

私も演奏をする機会があればいいのですが、多くの生徒さんのレッスンをかかえ、時間外レッスンや日曜レッスンなど多くの時間を発表会のために費やすので、練習時間を日々の練習時間よりさらに増やすことは困難なんです。

人前で演奏するって、たくさんの練習は必至。そのために生徒さんのレッスン時間を減らすなんてことは有り得ないし、そもそも発表会は生徒さんのためのもの、自分の演奏のための発表会ではありません。

以前、発表会の最後に私が演奏することになっていて、皆さんも楽しみにしてくださっていましたが、(忘れもしない、ショパンのスケルツォ3番と同じくショパンの英雄ポロネーズでした)予想外に生徒さんの演奏時間がかかってしまい、ホールの都合で私の演奏する時間がなくなってしまうことがありました。

でも最後の生徒さんまで弾いてもらうことが出来、私の演奏はできませんでしたがそれは当然のことです。

そんなわけで「先生は弾かないんですか~?」のご質問には「ごめんなさい、子どもの発表会は指導に徹底させてくださ~い!」って言ってます。

でも指導だけでなく、弾く曲、プログラム作成、会場との打ち合わせ、花束の手配、アナウンス、写真、ビデオ、誘導や舞台での準備、スタッフとの打ち合わせなどをすべて一人でやらなければならないので、時間はいくらあっても足りず、とても人前での演奏する練習時間がとれず演奏できないことをご理解下さね。

その代わり毎年行っている大人の発表会では弾きますよ、ソロも連弾も伴奏も…。

生徒さんが練習の成果を発揮できるよう指導と共に裏方仕事にも頑張る私です。

 

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