- 2013-10-17 (木) 10:49
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発表会終了後の打ち上げの時、生徒のチーちゃんが「今日の演奏は失敗して上手く弾けなかったけど、とてもよい経験だった!」って話してくれました。
チーちゃんは難しい曲に挑戦し、本番前まではきちんと弾いていました。でも、本番では緊張のせいか日頃の練習成果が発揮できず、私はどうやって彼女を慰めようかなぁ~と思ていました。
チーちゃんは、「失敗した時、どうやったら立ち直れるか、残された演奏をどうやったらきちんと弾けるかを考えた。」って語っていました。
舞台での演奏中に失敗した時、「どうしよう~。」とか「エ~!?なんで~?」とか「もうだめだ~!」なんて思ったり、頭が真っ白になったり、冷静にはなれませんよね。
いつも間違えている箇所で失敗すると、「やっぱりダメか~」なんて思いますが、舞台上での失敗は普段弾けているところが弾けなくてパニックになることがほとんどです。
うまく弾けなかったほとんどの方は、悔しい思いや、頭を下げてうなだれたりしていますが、冷静に受け止め、今後の演奏によい経験としてとらえてくれるチーちゃんの言葉に、私自身が教えられた気持ちになりました。
きちんと弾けなかったことが失敗ではなく、本当の失敗はそこから逃げること、その失敗を今後に生かして日々の練習の積み重ねれば必ず成功する!って思いました。
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