- 2019-12-18 (水) 9:20
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先日、コンサートのある列に並んでいると、前に並んでいる方の会話が聞こえてきました。
一人は年配のベテランピアノ教師風、もう一人はまだ若いのバイオリン専攻の人。
寒空の中並んでいるので、寒い中での演奏の会話になってきました。
ピアノの先生風の人「寒いと指が動かないから、いきなり寒い所に行っても演奏できる練習をする」とかバイオリンの人は
「楽器も湿度や湿気、乾燥で音が変わるから大変」等々。
そんな会話を耳にしながら、それっておかしくない?
コンサートや試験など人前で演奏するってどういうことなんだろう?
ちゃんと練習したものを聞いてもらうんだから、一番よい演奏を披露しなくては…。
そのためには、準備は大切で、寒いからといきなり寒い所で弾く練習なんて、聞いたことがない。
スポーツだって、いきなり本番の試合をすることはなく、アップしたり苦手な所を念を入れて確認したり、演奏前の準備は必至。
私は入試や発表会は寒い時期が多いので、演奏前はカイロ持参は当たり前、舞台袖は寒いので上着を羽織ること、
また、夏のコンクールは暑いけど場内は冷房で冷えることもあるので、必ず上着の準備を指示しています。
以前にもブログに書きましたが、準備が全てだと思っています。
それは日々の練習から始まり、演奏直前も然り。
準備に終わりはないと、寒い今日この頃、練習前に部屋を暖かくして始める私です。