- 2021-09-21 (火) 16:44
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Kさんは4年前に音大の声楽科受験のためにこの教室にやって来ました。受験で必要な科目(専科の声楽を除いて)、ピアノ、聴音、新曲、
楽典の鬼レッスンが始まり、無事に東京音楽大学に合格しました。
大学入学後も苦手科目のピアノとソルフェージュのレッスンにここへ通っていましたが、学校に慣れてくるとまもなくこの教室にも来なくなりました。
しばらくしてKさんは大学の授業かついていけない、友人関係がうまく行かない等メールで知らせて来ては、このまま続けられるかという不安を言ってくるようになり
ました。
少し気持ちに弱さがあるKさんを案じながら、ここは本人が乗り越えるしかないと見守ることしか出来ない私でしたが、そのうち便りがなくなり大学は辞めてしまった
それが先日、Kさんより大学4年になり、11月に卒業試験を受けるところまで来ました!との報告があり、あれから今日まで頑張ってきた報告に喜びを感じました。
卒業試験で歌う曲を動画で送ってくれましたが、なんと私が大好きなドボルザークの「ルサルカ」のより「月に寄せて」でした。
4年前に聴いた時より、はるかに音程がしっかりしていて、声量も増えて今までしっかり勉強した重みが感じられました。
そんな彼女は卒業したら大学院に進み、さらに声楽の勉強をするとのこと。
音楽の道で生きていくのはとても大変なことだけど、好きなことが出来るなら苦難も乗り越えられるよ!
手がかかった生徒だっただけに彼女のこれからを見守りながら、いつの日か歌手として舞台で歌う夢がかなうよう応援したいと思います。
頑張れKさん!
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