- 2015-07-10 (金) 7:13
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中学生のTさん、毎週きちんとレッスンに通っているにもかかわらず、ピアノがなかなか上達せず、
「こんなやさしい曲がいつになったら弾けるの?」「毎回、同じことばかり注意されないで!」と私の叱咤激励にも負けることなく、バトルの日々…。
そんな彼女が音楽の期末試験を迎え、せっかくピアノを習っているんだから、なんとかしなければ…。
音楽の筆記試験は習ったこと以外はまず出ない。応用問題も出ないので、教科書に書いてあること、重要なポイントをひたすら覚える。それだけで大丈夫!と考えた私は質問形式で問題を与え、答えをひたすら覚える、覚える。
歌の実技試験、一番大事なのは大きな声で歌うこと。相手に聞こえなければ話にならない。大きな声で歌うと音程も安定してくるし、強弱もつけやすい。
アルトのパートを歌う彼女はソプラノのメロディーと重なり、時にアルト?ソプラノ?とメロディーラインがごちゃごちゃに…。
そこで自分の歌を録音して、どの部分が悪いかを認識してもらい、練習練習。さらに家に帰っても練習出来るようにピアノ伴奏とアルトの旋律を録音したボイスレコーダーを持たせました。
昨日、レッスンにやって来たTさん、「先生、筆記も歌も総合で100点だった。クラスでたった一人の100点だったよ!」の言葉に「えっ~!?」
あのTさんが…?! 言葉も出ないくらい驚いた後に、やったね!の喜びが…。
頑張ったTさんに、改めて「やれば出来るジャン!」を教えられた私でした。