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二人の音大生誕生!

   こちらの教室でこの春から二人の音大生が誕生しました。

Mちゃんは国立音大の作曲科、そしてもう一人K君は芸大の楽理科です。

Mちゃんにはずっとピアノを教えてきましたが、高校生になって作曲家への道を選びました。

試験科目は単旋律、副旋律の四声体聴音、それも16小節の長い書き取り。

その他ピアノ視唱(初見でピアノを弾く科目)、作曲には欠かせない和声、口頭試問等、実技試験で難問でした。

それでも早々に合格を決めて、新学期に向けてぎりぎりまでピアノを習いに来ています。

もう一人K君は芸大楽理科、快挙です。

何しろ合格者の人数が毎年一桁、超難関大学の学部です。

私は色々な音大受験生を教えてきましたが、芸大の楽理科受験生を教えるのは初めてで、話は聞いていましたが、その厳しさに

レッスンのたびに驚きました。

受験科目も多くて、外国語、国語の一次試験。

小論文、和声、楽典、新曲・リズムのソルフェージュ、単旋律・副旋律・和音の聴音・ピアノ・口頭試問の二次試験と

3日間に渡る過密スケジュールで、毎日の緊張度も半端なく、最後は精神力の勝負だと思いました。

レッスンも事前の準備に時間がかかりました。

特に聴音はピアノで演奏した曲を書きとるわけですから、弾く方も一度のミスも許されないので、毎日毎日練習しました。

昨日、見事合格を決めたK君、「ピアノの試験の時は佐藤先生を思って弾きました」の言葉に涙が溢れました。

二人の合格した生徒さんの共通点は、素直さです。

レッスンで言われた注意、アドバイスは必ず次のレッスンで直してくるので、こちらも先に先にと駒を進められる、予定がたつ。

技術的なことは直ぐには出来なくても、やろうとする気持ち、これは音楽だけでなくすべての成長につながりますね。

合格はご両親をはじめ、多くの方々のサポートがあってのこと、感謝の気持ちを忘れないでね。

4月から希望に胸を膨らませプロの音楽家を目指す二人の生徒さん。

これから多くの試練が待っていますが、初心を忘れないで頑張って下さいね。

今年も受験を通して私自身もたくさんのことを学ばせて頂きました。

ありがとう!そしてこれからも共に勉強していきましょう。

 

 

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