- 2021-02-07 (日) 21:42
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中学3年のY君、幼稚園の時からずっと、この教室に通っていました。
野球大好きで、地元の野球クラブに所属して大会でもよい成績をおさめ大活躍の小、中学時代を送っていましたが、そんな彼も中3年になり、高校受験になりました。
希望の私立高校は内申書が1点足りないため、2学期の課題は一教科でよいから成績を1つあげること。
それで白羽の矢が当たったのが音楽。
実技の歌は褒められるのに、なぜ成績が3なのか筆記試験が悪すぎる?
そこで、期末テスト前に音楽の筆記特訓が始まりました。
何としても80点以上取らないと4にはなれない。
試験が終わり結果を聞くと、今まで50点以上取ったことがないのに、なんと83点!
これには私より本人が驚く。やれば出来るじゃん!
しかし、本人の第一希望は通学に便利な近い都立高校で野球をやりたい!
でも、成績が…。
希望高校に入るには内申書が心配。
それなら、一番得意な野球を武器にして野球推薦を狙おう!
内申書はもう変えられないから、実技の野球と面接対策に絞られました。
野球は毎日の自主トレを勧め、面接は?
ピアノ以外でも、大学受験等の面談練習をした経験がある私に、ここで面談の練習をしようとやってきた彼に、面談で聞かれる予想問題を用意し、練習開始!
「早口でわからない!」「抽象的な言葉が多すぎるから具体的に一つ一つ相手に分かるように話して!」等々面談特訓が始まりました。
面接は何度も繰り返し練習することで自信がつき、コツも分かるよ!
そして、入試の日。
受験生の誰より大きな声で自信持って話せた!とのこと。
「やるだけやったから、これで落ちても悔いはない!」の言葉で、合否に関係なく本人が納得いくまで頑張ったことにエール!
いよいよ火曜日の合格発表の日。
「先生、受かりました!」の言葉に思わず「やった~!」
奇蹟?いやいや全部本人の努力です!
そんな彼が春休みを利用してピアノ弾きたいと言ってきました。
休み中に何か曲を完成させよう!
この教室を辞めても忘れずに来てくれるY君、これからも素敵なお付き合いしましょう!
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