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中島英寿さんのピアノリサイタル

 以前にもこのレッスン日誌でご紹介しましたが、昨日

26日、日経ホールで行われた2022年東京音楽コンクールピアノ部門第1位の中島英寿さんのコンサートに

行ってきました。

最初のバッハ「平均律第2巻9番」は音が繊細で粒が揃っていて目をつぶっていてもテーマがはっきり聴こ

えてくるきめ細やかな演奏でした。

続くドビュッシーの「版画」(塔、グラナダの夕べ、雨の庭)は先のバッハとガラリと変わり、印象派の

ドビュッシーならではの色彩が弾け散る音楽に心酔しました。
3曲目のリスト超絶技巧の「マゼッパ」はオクターブの連打を実に見事にミスなく弾かれ、その技術力の高さに圧倒されました。

休憩を挟んでからオールショパンのプログラムでは「ノクターン第17番」、トリルの繊細な響きの中に切な

い悲しみが響き渡り思わずうっとりし、次の「バラード一番」では難しい箇所も難なく弾かれ、スケールの

大きな演奏の感心しました。


最後のソナタ第2番「葬送」では、音の雄大さと細やかなピアノの音に思わず弱音ペダルを使っていると思いきや、全くペダル

を使うことなく小さい音を実に細かく美しく弾いていたのにはただ驚くばかり。

高難度の曲を見事に弾ききりました。

アンコールはドビュッシーの「アラベスク第1番」と、リストの「ラ・カンパネ」でした。

アンコールでカンパネラを聴けるなんて、感激です!

彼はまさにぴをピアノを弾くために生まれてきた天才ですが、毎日8時間は練習するとのこと。

私も以前は試験前や演奏会前は8時間の練習はやりましたが、毎日8時間は弾けません。

毎日の過酷な(?)練習に耐え得ることが天才と言われることなのではないでしょうか。

「努力に勝る天才なし!」

中島さん、今日は素晴らしい演奏を凡人の私に贈って下さり、ありがとうございました!

 

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