- 2020-07-12 (日) 7:04
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この教室に10年以上通っているピアノ大好きな大人の生徒Yさん。
新型コロナの影響で今まで勤めていた飲食関係の仕事がなくなってしまいました。
その後も新規の仕事を探して数件当たってみたものの、なかなか採用までいかない。
そんな中、西東京市で児童を対象にした個別や集団での療育・日常生活訓練を行うデイサービスの福祉施設の面接を受けに行きました。
放課後の障害児の面倒をみる仕事で、最初面接に行った時は、その大変さや経験の無さに自分には出来ない…とお断りしようと思ったそうです。
施設で働く職員の方が、最初面接を受けに来た人は、やはり現状を見て断る人が多いと言っていたとのこと。
でも、数時間その施設を見学するうちに、Yさんは自閉症やダウン症などの障害をもつ子どもたちがとても可愛らしいく思えてきたそうです。
そして、不安はあったものの、ここで働こうとの思いがわいてきたらしい。
ピアノが弾けることも採用された理由の一つだったと聞きました。
施設の子ども達は普通の子どもより感性が強かったり、優しい気持ちがたくさんあったり、でも自分の思いが伝わらなくて理解できない行動をとったりしますが、
とても純粋な子どもが多い。
Yさんは、一緒にいる時間が多くなるほど子どもたちに愛着が増し、自分の行動や気持ちにも優しくなれる変化が出てきたと語っていました。
今は障害を持つ子ども達のために、マカトンサイン(言葉や精神の発達の遅れのある人の対話のために手話法をルーツにしたコミュニケーション法)の勉強もしています。
私は以前、音楽療法をしたくて精神病院や障害施設、老人施設などで勉強をしていました。
現場では教えられることが多く、自分もたくさん成長させてもらいました。
苦労は多いけど、全部自分の糧になるよ!
頑張ってね、Yさん! 心から応援します!
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