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生徒あっての自分

 都内の私立大学に通う4年生のMさん。

新型コロナウィルスの影響で今年になって一度も大学での授業を受けていない。

就職の心配、卒論の心配などオンラインでは解決できない。

春の自粛が終わり、小学校も中学校も高校も子どもたちはマスク姿にうがい、手洗い、蜜を避ける等々努力しながら学校に通っているのに、なぜか大学だけはオンライン授業が続く。

Mさんとはレッスン以外でも私とたくさん話をしていてきました。

Mさんの大学は3割の先生はゼミなど対面授業もしているとのとこ。

授業に不安を感じたMさんは、引っ込み思案だったけど、私の影響(言いたいことは陰で言わずに本人に直接言おう!)を受けて、担当教官に「毎週でなくてもいい、

せめて隔週でもよいから対面で授業をしてほしい、卒論もオンラインではなく直接の指導をしてほしい」等々勇気をふるって要望をメールしました。

ところが、その担当教官の返事は「未だにコロナの感染者が減少していないので、生徒のことを考え当面はオンラインで授業したい」とのことでした。

生徒のこと?自分のことではないの?

実際にその回答を読ませて頂いた私は、生徒のことを思うふりをした、自分のための防御だと感じました。

生徒のためだったら、簡単にオンラインで済まさず、他に出来る限りの対応策を考えるはず。

私も自粛中は学校休校、感染の不安の中でも一人でもレッスンを希望する生徒さんがいたら、出来る限りの感染対策を考え、迷わずレッスンしようと思ったし、自分にできることは何でもやろう!とずっと考えてきました。

今、自分が生かされているのは生徒さんがいるからです。

大学の先生だって生徒がいるから存在するんです。高い授業料を払っている生徒さんを思えば、簡単にオンライン授業では済まされない。

Mさんは卒論で合格がもらえないと卒業できないという弱みがあるため、これ以上担当教官には言わないと言っていました。

 

12月の発表会を延期した私。かなりの決断と勇気を要しました。

そのせいで辞めた生徒さんがも何人かいます。

でも、生徒さんあっての自分。自分の決断を信じています。

本質を見失わないで生きていきたい!と思う私です。

頑張れ!?Mさん、いつも寄り添っているよ!

 

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